【基本のパーツ】「パイプ」の作り方!

【彫金の技法】パイプの作り方 部材やパーツ

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基本のパーツとして「パイプ」の作り方を動画を交えてご紹介致します。

 

パイプの作り方は、大きく分けて、

  • 線引盤で引く方法
  • 溝台だけで作る方法

の2種類があります。

 

市販されている線引盤の穴径が、最大7mm迄になりますので、それ以上のパイプは、線引盤では作成できません。

 

また、パイプの径が細ければ細いほど、溝台だけで作るのは難しくなると思います。(3mm以下位から)

 

パイプの作り方を知っていれば、市販のパイプを買う事なく、石枠を作れるようになりますので、ぜひ覚えておきましょう。

パイプの活用例

パイプの作品例

 

下記の記事では、丸線だけで作る「ラウンドカット用”4本爪”絞り枠」をご紹介していますので合わせてご覧下さい。⇒「丸線だけで作る”ラウンドカット用・4本爪絞り枠」を見てみる

 

用意する材料と工具

今回、パイプを作るために使用した材料は、次の通りです。

  • 950銀板 厚み0.5mm

 

工具も合わせてまとめると、次のようになります。(楽天アフィリエイト)

チェックリストになっています。

 

以下の記事では、初心者におすすめの彫金工具一覧をまとめましたのぜひご覧下さい。⇒「彫金を始めるための工具リスト」を見てみる

 

パイプ作成 「線引盤で引く方法」

まずは、「線引盤で引く方法」によるパイプの作り方をご紹介してまいります。

 

「線引盤」とは、丸線や角線などの”線材”を作成する道具です。大きな穴から、だんだん小さな穴に通す事で、希望の線材を作成する事が出来ます。

線引盤とは

穴を通って、細くなっていく

線引盤

丸穴や四角穴、甲丸など種類がある

 

①地金をカットする

作りたいパイプの内径から、地金の幅を決めて地金をカットします。

必要な地金幅の計算方法は、

(作りたいパイプの内径+板厚1枚分)×3.14

となります。

 

今回の場合、

内径3.0mm、板厚が0.5mmのパイプを作りますので、

( 3 + 0.5 )× 3.14 ≒ 11mm

となります。

 

カットした後は、出来るだけ正確に幅を整えておきます。

(写真は、もともと狭い幅の地金を用意したため、切らずに削っています。)

 

【彫金の技法】パイプの作り方|幅をけがく

必要な幅を正確にけがく

【彫金の技法】パイプの作り方|幅を出す

幅を正確に出しておく

 

②両端を斜めに削る

パイプ状になった際に、合わせ目がピッタリ合うように、予め、両端を斜めに削っておきます。

③片方を羽子板状にする

①~③までの動画

④焼鈍し

⑤溝台で丸める

⑥ロット棒に巻き付ける

⑦焼鈍し

⑧線引盤で引く

⑨目標のパイプ径で完成

④~⑨までの動画

パイプ作成 「溝台だけで作る方法」

①地金をカットする

②両端を斜めに削る

③片方を羽子板状にする

①~③までの動画

④焼鈍し

⑤溝台で丸める

⑥ロット棒に巻き付ける

⑦溝台で回しながら成形して完成

④~⑦までの動画

パイプの作り方動画(全編)

ワンポイントアドバイス

溝台の加工について

線引機が無い時は?

ロウ付けはする?しない?

パイプの作り方まとめ

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