指輪やペンダントを製作する際に、立体的な円を”任意の数で等分”したい時があります。
目分量で調整できるようになる事も大事ですが、正確に等分したい場合の計算方法をお伝えします。
地金の重量は、ある程度計算で出せます。板・丸線・丸板など各種計算方法について、下記の記事でまとめてありますのであわせてご覧ください。⇒「貴金属地金の重量計算方法テンプレートまとめ」を見てみる
円周を6等分する
6等分する場合は、次のように行います。
- コンパスの開きを 半径(r) と同じ長さにする。
- 図のように、適当なところに点Aを打ち、円に交わるように線を引く。
- 交わった所を点Bとし、以後、同様に線を引いて点Aに戻ってくると6等分となる。
円周を4等分する
4等分する場合は、次のように行います。
- コンパスの開きを 半径(r)× √2(1.414)にする。
- 図のように、適当なところに点を打ち、円に交わるように線を引きます。
- 以後、同様に線を引いて点Aに戻ってくると4等分となる。
例えば、半径10mmの場合、
10×1.414=14.14mm
これが、4等分するために、必要なコンパスの開きの長さです。
任意の数で等分する
任意の数で等分する場合も、6等分4等分同様に、コンパスを使って円を割っていきます。
なお、指輪のような立体物の円の場合、曲率とその幾何学的性質の違いによるため、二次元的な円を等分する計算方法では計算が合いません。
任意の数で等分する際には、計算方法が複雑になりますので、
簡単に求められる表をご用意いたしました。
円周を等分する計算方法についてまとめ
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