合成モアサナイト - moissanite –

宝石や天然石

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今回は素晴らしい輝きを誇る合成モアサナイトをご紹介いたします。

 

 

合成石ってなぁに?

天然石を元に、同じ成分、同じ結晶構造で人工的に生成された合成宝石。(合成ターコイズ、合成オパールはその他の化合物が含まれます)

天然では難しい量産や、安定した品質を天然石よりも安価で楽しむことができる素晴らしい存在です。

 

合成モアサナイトの魅力

☑︎ モース硬度 (傷つきにくさ)

  9.5   

 ダイアモンドに次ぐ高い数値です天然石ではダイアモンドの次は9のコランダム(サファイア、ルビー)。

 

☑︎ 靱性(落下、衝撃による破損に耐える粘り強さ)

 優れている

 傷付きにくいダイアモンドもハンマで叩くと粉々になるんです。

 

☑︎ 屈折率 (輝きの強さ)

  2.65 – 2.69

 ダイアモンドは2.42

 

 ダイアモンドは入った光が一方向にのみ屈折する単屈折ですが、モアサナイトは二方向にわかれて屈折する複屈折の特性があります。

それによって、線が二重にみえるダブリングがみられます。

 

 

☑︎ 分散度 (七色の煌めき)

  0.104

 ダイアモンド0.044と比べると、なんと約2.5倍もあります‼︎

スフェーン0.055と比べても…言わずもがなです。いかにビカビカ光ってくれるか想像に容易いですね。

 (目が潰れるほどです⚠︎個人の感想です)

 

☑︎ 親油性が低く、油脂を吸着しにくい。

 ダイアモンドは親油性があり、指紋の汚れが吸着しやすい。

 

☑︎ カラーバリエーションが豊富

合成石ならではの色の選択肢が豊富です。

 

上記のことから見た目が美しいだけではなく、日常使いにも適していることがわかります。

そして最大の魅力は、素晴らしく美しいのにもかかわらず価格が安いことです。

 

合成モアサナイトの起源

天然のモアサナイトは1890年代アメリカのアリゾナ州で初めて発見されました。地球上で産出されることは殆どなく、隕石の中から産出されます。

発見者のアンリ・モアッサン(後にノーベル化学賞を受賞している)の名前に因んでモアサナイト(モアッサナイト)と命名されました。

天然のモアサナイトは、わずかな産出量しかなく希少性が高いため、宝石としての流通が禁止されており、人工的に合成宝石が生み出されました。

1998年頃より世界的な流通が始まった新しい合成宝石です。

 

偽物にご注意を

合成宝石のモアサナイトも、人気の上昇から偽物の流通がみられます。

キュービックジルコニアが合成モアサナイトとして販売されている事もありますのでご注意ください。

 

あとがき

2本目に天然石ではない合成石を紹介するなんてなかなかクレイジーな気もしますが、筆者もお気に入りの合成宝石モアサナイト。

不本意ながらダイアモンドの偽物として有名になってしまいましたが、合成宝石は偽物としてではなく、天然石と同じ見た目を気軽に楽しむことができる代替品として素晴らしい存在だと思います。

特に合成モアサナイトは、美しく耐久性もありますので日常使いに本当におすすめです。

個人的にキュービックジルコニア(天然界に存在しない人造石)よりも天然石感のある美しい輝きがあると思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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