【重要】2025年7月7日(月)22時をもちまして、新規メンバー登録の受付を停止いたしました。 詳しくは→ 新規メンバー登録の受付停止について

貴金属とは?シルバー・ゴールド・プラチナ・白金族について知る!

貴金属|シルバー・ゴールド・プラチナ・白金族について 地金素材

記事内のリンクには広告が含まれています

ブックマークする
ログインしてください Close
この記事には、印刷用に最適化されたPDF資料があります。

 

ジュエリー制作では素材として貴金属を使用します。

 

貴金属とは、

シルバー
ゴールド
プラチナ

といった、稀少価値の高い素材です。

 

この記事では、ジュエリー制作における

貴金属の知識について解説してまいります。

 

これから彫金でジュエリー制作を始める方や、始めたばかりの方にとって、貴金属についての理解を深めることが非常に大切なことになりますので、ぜひ最後までご覧下さい。

 

 

シルバー、ゴールド、プラチナの特性

ジュエリー制作で使用する素材は、主に

・シルバー
・ゴールド
・プラチナ

です。

 

これらの素材が貴重な資源として尊重される理由は、

その美しい色調、希少性、そして化学的な安定性により、

空気中で容易に変質しないという特性にあります。

 

また、貴金属は展延性(てんえんせい)に富んでいるため、金槌などによって打ち延ばされ、加工を容易にします。

 

貴金属の一般的特性

貴金属が持つ特性

 

このような特性を持つ貴金属は、

ジュエリーの主要な素材として長い間使用されてきました。

 

シリーズ「貴金属の特性を学ぶ」では、貴金属が持っている特性について全5回にわたって解説していますので合わせてご覧下さい。⇒シリーズ「貴金属の特性を学ぶ」を見てみる

 

加工用の地金ができるまで

ジェエリー制作に使用する材料としての貴金属は、

「貴金属地金」または単に「地金」とも呼ばれます。

 

ジュエリーのデザインや加工に使用される貴金属地金は、

採掘、精錬、溶解・成型といった多くの工程を経て作られています。

加工用の貴金属地金の製造方法にはいくつかありますが、代表的な作業プロセスは次のようになります。

 

加工用地金製造のプロセス

 

また、主な生産国は、次のようになっています。

○シルバー
メキシコ、ペルー、ロシア、カナダ、アメリカなど

○ゴールド
南アフリカ、ロシア、アメリカ、カナダなど、

○プラチナ
南アフリカが最も多く、次いでロシアとカナダ

 

貴金属の起源

貴金属の歴史はとても古く、

人類との関係が最も長い貴金属はゴールドで、

紀元前4000年頃のメソポタミア時代から使用されてきたとされています。

 

ゴールドは、その美しさと耐久性から、最高の価値を持つとされ、歴史的な記念品や工芸品、ジュエリーに広く利用されてきました。

 

その後、

紀元前3500年頃にはシルバーも、

メソポタミアやエジプトで使用が始まりました。

 

しかし、シルバーはゴールドとは異なり、単独の塊として産出することは少ないため、ゴールドの後に利用が広まったと考えられています。

 

また、プラチナは紀元前700年頃の古代エジプトや、約1000年前のアンデス文明で使用されていましたが、

一般的に知られるようになったのは18世紀に入ってからで、特に1853年にカルティエがジュエリーに使用し始めたことでその価値が広く認識されるようになりました。

 

貴金属の歴史を時系列に並べると、次のようになります。

 

貴金属の歴史

 

プラチナと白金族

ジュエリー制作における貴金属地金は、シルバー、ゴールド、プラチナですが

「白金族」にも触れておかなければなりません。

 

白金族(platinum group metal: PGM)には

・プラチナ
・パラジウム
・ロジウム
・ルテニウム
・イリジウム
・オスミウム

が含まれており、

これらはプラチナ族とも言われています。

 

これらの素材は、その硬さと加工性の問題から、単独でジュエリー素材として使用することは難しいとされてきましたが、近年は、パラジウムやイリジウムを用いたジュエリーも登場してきました。

 

しかし、プラチナ以外の主な用途としては、合金を作る際の割金やめっきの材料として多く利用されています。

 

 

貴金属の知識まとめ

今回は「貴金属」そのものに焦点を当てて解説してまいりました。

貴金属をまとめると、次の8元素になります。

 

貴金属の種類と用途・特性・語源



古い歴史を持ち、稀少性の高い貴金属を「素材」として扱えるジュエリー制作。

 

地球が生んだ美しい素材を大切に扱い、

より魅力的な製品を作っていきましょう。

 

参考文献

 

下記の記事では「ジュエリー」と「アクセサリー」の違いについて解説していますので合わせてご覧下さい。⇒ジュエリーとアクセサリーの違いについて見てみる

閲覧履歴

地金素材

貴金属とは?シルバー・ゴールド・プラチナ・白金族について知る!

ジュエリー制作では素材として貴金属を使用します。貴金属とは、・シルバー・ゴールド・プラチナといった、稀少価値の高い素材です。この記事では、ジュエリー制作における貴金属の知識について解説してまいります。これから彫金でジュエリー制作を始める方や...
ロストワックス製法

ワックスの種類と特徴!ジュエリーデザインに合う素材の選び方!

ロストワックスで作るジュエリーの、ワックスの種類と特徴について詳しくまとめた記事。「ハードワックス」と「ソフトワックス」の2種類を中心に、全10種類のワックス素材の種類と特徴、及び、どんなジュエリーデザインに向いているかを詳しく解説。
地金素材

金と金合金によるジュエリー制作のゴールド素材について

金は、割金(わりがね)や純度によって素材の種類が、全貴金属中、最も多い貴金属です。純金では柔らかすぎて、キズがつきやすいため、他の金属を混ぜて合金とします。ここでは、金と金合金・ゴールド素材について解説します。金の純度純金の事を貴金属業界で...
地金素材

貴金属地金の購入方法3パターンと精錬分析について

ジュエリー制作に必要な、貴金属の地金材料について、その種類と購入方法3パターンをまとめました。精錬分析も合わせてご紹介していますので、参考にしてみて下さい。下記の記事では貴金属に関する情報をまとめていますので、合わせてご覧下さい。⇒「ジュエ...
ニュースやリポート

オーダーメイドの貼箱でブランディングを強化「有限会社 新潟総合紙器」 in ギフトショー2024春

小ロットでオーダーメイドの貼箱が生産可能な「有限会社新潟総紙器」を紹介。個人のジュエリーブランドやアクセサリー作家も多く利用している「有限会社新潟総紙器」の「貼箱」は、美しく高級感があって丈夫。ジュエリーやアクセサリーの魅力を引き出し、ブランディングを高め、顧客に対して「驚きと感動」を提供する事が可能。環境に優しい天然素材を使用してSDG'sもブランディングに取り入れられる。
新規登録
ログイン