【IJT 2025】「Rinoc(リノック)」を取材!第36回 国際宝飾展 出展社レポート!

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ジュエリークラフト(JCO)」では、2025年「第36回 国際宝飾展(IJT)」に、コミュニティのメンバーの方と一緒に会場内を回り、出展社に取材を行ってまいりました!

 

この記事では、「第36回 国際宝飾展(IJT)」に出展していた「Rinoc(リノック)」のブースの様子についてお伝えいたします。

 

自社工場で研磨

「Rinoc(リノック)」では、自社工場で、独自に石を研磨しています。

 

例えば、日本でも産出される「メノウ(瑪瑙)」は、モンタナアゲートのような部分をカットして、独自の研磨を施しており、他の石屋さんでは見られないような製品に仕上がっていました。

 

今回のIJTでは、ジュエリー作家向けに、ピアス部材として販売されていましたが、自社工場で研磨するため、いろんな形を表現できるのが「Rinoc(リノック)」の大きな特徴と言えます。

自社工場で研磨されたメノウ

 

甲府の武器を紡ぐ

「Rinoc(リノック)」代表の高井雅史氏は、海外ではなく、甲府で作れる製品を作っていきたい、そのためには、技術の継承にも力を入れていかなければならない、と考えています。

 

廃業した工場を引き継ぎ、若手職人の育成に取り組む事で、単なる技術の保存ではなく、古き良き文化と伝統を次の世代に紡いでいきたいと語ってくれました。

 

また、山梨の伝統工芸技術と、現代的な感性を融合させた製品開発や、展示会を通じて、事業者と消費者との接点づくりにも積極的に取り組まれています。

 

その方針は、山梨の製造業の未来を見据えた、意欲的な戦略といえるでしょう。

 

「Rinoc(リノック)」代表の高井雅史氏

 

OEMも手掛ける

「Rinoc(リノック)」では、OEMも数多く手がけています。

石のカットや研磨はもちろんですが、レーザー彫刻も得意。

 

YAG(ヤグ)レーザーと、CO2レーザー、2種類のレーザーマーカーを使い、金属はもちろん、水晶など透明な石にもレーザー彫刻を施す事が可能です。

 

OEMで約2週間ほどで仕上げられる、ということでしたので、気になる方は是非問い合わせてみてはいかがでしょうか。

写真ギャラリー

「Rinoc(リノック)」のブースの様子を写真にまとめました。

写真をクリックすると拡大してご覧頂けます。

 

IJT出展社「Rinoc(リノック)」まとめ

以上、2025年「第36回 国際宝飾展(IJT)」に出展した企業の中から、「Rinoc(リノック)」をご紹介致しました。

 

同社では、メノウや水晶などの石を自社工場で加工し、他社にはない製品を生み出し、作家に提供すると共に、事業者と消費者とを繋ぐ場も提供しています。

 

「Rinoc(リノック)」は、独自の研磨技術とOEM対応力、そして地域の伝統と革新性を大切にする姿勢で、山梨の宝飾技術の未来を担う、注目の企業といえるでしょう。

 

「Rinoc(リノック)」の詳細につきましては、下記ページをご覧下さい。

Rinoc(リノック)

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