「ジュエリークラフト(JCO)」では、2025年「第36回 国際宝飾展(IJT)」に、コミュニティのメンバーの方と一緒に会場内を回り、出展社に取材を行ってまいりました!
この記事では、「第36回 国際宝飾展(IJT)」に出展していた「一般社団法人ジュエリー協会」についてお伝えいたします。
日本のジュエリー業界を支えるJJAとは?
「一般社団法人ジュエリー協会(JJA)」は、ジュエリー業界の発展と振興を目的に、昭和63年(1988年)に通商産業省(現在の経済産業省)の認可を受けて設立された業界団体です。
JJAの担当者の方によると、 「JJAは営利を目的とせず、ジュエリーに関する調査・研究を行いながら、国内外の関係機関との交流や協力を推進しています」 とのことでした。
ジュエリー業界の発展のために、地道な活動を続けていることが伝わってきました。
ジュエリーコーディネーター資格制度の普及
JJAが積極的に取り組んでいる活動のひとつに 「ジュエリーコーディネーター検定」 があります。
この資格制度は1997年に創設され、ジュエリーの販売や製造、卸売りなどの分野で役立つ専門知識を持つ人材を育成することを目的にしたもの。
担当者の方によると、 「現在、全国で約7,500名のジュエリーコーディネーターが活躍しており、消費者とジュエリー産業をつなぐ役割を担っています」 とのこと。
この資格の普及により、ジュエリーに関する正しい知識を持つ人材が増え、業界の信頼性向上にもつながっている事がわかりました。
未来のジュエリー技術者を育成
JJAは、ジュエリー技能者の育成にも力を入れています。
厚生労働省・中央職業能力開発協会が主催する 「技能検定」「技能五輪全国大会」「技能五輪国際大会」「技能グランプリ」 の「貴金属装身具職種」において、JJAは積極的な支援活動を行っています。
また、技能検定を受験する方のために 「学科問題解説集」 を毎年編集・発行し、試験対策のサポートも行っています。
JJAの担当者の方は、 「ジュエリー業界の未来を担う人材を育てることが、日本のジュエリーの品質向上につながります」 と話していました。
ジュエリー制作者の技術向上を支援することが、日本のジュエリーの品質を守る大切な役割を果たしている事がわかりました。
写真ギャラリー
「一般社団法人ジュエリー協会」のブースの様子を写真にまとめました。
写真をクリックすると拡大してご覧頂けます。
なお、技能検定の課題作品は、令和4年度以前の旧課題作品となります。
日本のジュエリー品質を世界へ
以上、2025年「第36回 国際宝飾展(IJT)」に出展した、「一般社団法人ジュエリー協会」様をご紹介致しました。
JJAは、日本のジュエリー品質の維持・向上を目的とした活動を続けています。
その影響は国内にとどまらず、 「日本のジュエリー技術の高さを世界に発信し、国際的な評価を高めることも重要な使命です」 と担当者の方は話してくださいました。
IJTの会場では、JJAの活動に興味を持ち、真剣に話を聞く来場者の姿が印象的でした。
JJAの支援によって、これからも日本のジュエリー業界が発展し、多くの優れた技能者が育っていくことを期待したいと思います。
「一般社団法人ジュエリー協会」の詳細につきましては、下記ページをご覧下さい。