記事区分:公式発表の紹介
GIAは、ルビーとして提出された石を天然スピネルと鑑別し、加熱とガラス充填を確認した事例を紹介しています。素材を仕入れ、石留めなどの加工に進む前の確認に関わる話題です。
GIA公式一覧の掲載日は2026年10月1日。掲載誌は「Gems & Gemology」2026年夏号で、石を受け付けた日を示すものではありません。
色だけでは石種を決めない
報告の対象は、香港ラボに届いた3.37ctの紫赤色石です。屈折率など複数の検査を組み合わせて天然スピネルと判定。さらに、光を当てたときの発光を調べるPL分光で加熱を、ラマン分光で充填物がガラスであることを確認しました。
加工前に石種と処理の情報を確認
GIAは、透明度の高いスピネルでは顕微鏡観察だけで加熱を見抜くのは難しい場合があると説明しています。今回はラボでの個別事例で、手元の石を見た目だけで判定できる方法の紹介ではありません。
制作側では、仕入れや加工の前に石種と処理の説明を確かめたいところです。この報告だけから、スピネル全般に同じ処理があるとは判断できません。

確認した情報
掲載資料:Gems & Gemology、2026年夏号、Lab Notes
公式一覧の掲載日:2026年10月1日。試料受領日や検査日とは区別する。
報告者:Tsz Wing Lai、Amy Cooper(GIA)
情報の出典
GIA「Heat-Treated Red Spinel(Gems & Gemology, Summer 2026)」
GIA「公式記事一覧:Heat-Treated Red Spinel の2026年10月1日付表示」
発表日・日時:2026-10-01
GIAの公式鑑別報告をもとに編集しています。編集部による取材・試料検査は行っていません。
アイキャッチ:制作イメージ(AI生成)

