金は、割金(わりがね)や純度によって素材の種類が、全貴金属中、最も多い貴金属です。
純金では柔らかすぎて、キズがつきやすいため、他の金属を混ぜて合金とします。
ここでは、金と金合金・ゴールド素材について解説します。
金は特に加熱処理の仕方を間違えると大変な事になります。焼鈍しと時効硬化・加工硬化についてまとめましたので合わせてご覧ください。⇒シルバーや18金の焼鈍しと時効硬化及び加工硬化について
金の純度
純金の事を貴金属業界では「ヤキ」と呼びます。
ヤキの割合によって純度が異なりますが、日本では9金以上を金として証明されます。
金銀・プラチナ、真鍮や銅、鉄も含めて、ジュエリー制作にかかわる地金素材の比重や融点・成分などをまとめました。ブックマークしておくと便利です⇒「地金素材まとめデータベース」を見てみる
割金(わりがね)
母材の金属に混ぜる金属を、割金(わりがね)と呼びます。
18金は、24分の18が純金で、残りの24分の6、つまり「6÷24=0.25(25%)」は割金となります。
一般的に25%は、銀と銅の割金で混ぜます。
そして、銀と銅の割合によって金の色は変化します。
素材によって使用するろう材は異なりますが、基本的なろう付けの原理は同じです。下記の記事では、ろう付けについて詳しく解説していますので合わせてご覧ください。⇒「溶接やろう接の基本と実際のやり方」について見てみる
様々なゴールド素材
金は、割金によって様々なゴールド素材となります。
18金以外にも、14金や10金でも同様です。
メーカーによって定義も異なりますが、代表的なものを表にまとめました。
下記の記事では、ホワイトゴールドについて解説していますので合わせてご覧ください。⇒ホワイトゴールドの特徴と種類について 詳しく見る
金と金合金まとめ
今回は、ジュエリーとして使用されるゴールド素材についてまとめました。
色の種類が最も多い素材ですので、上手に活用したいものです。
下記の記事では、貴金属地金の購入方法3パターンと、精錬分析について詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。⇒「貴金属地金の購入方法3パターンと精錬分析について」を見てみる