金は、割金(わりがね)や純度によって素材の種類が、全貴金属中、最も多い貴金属です。
純金では柔らかすぎて、キズがつきやすいため、他の金属を混ぜて合金とします。
ここでは、金と金合金・ゴールド素材について解説します。
金の純度
純金の事を貴金属業界では「ヤキ」と呼びます。
ヤキの割合によって純度が異なりますが、日本では9金以上を金として証明されます。
純度 | 刻印 | 金の割合 | 比重値 |
---|---|---|---|
24金 | K24 | 100%純金 | 約19.4 |
22金 | K22 | 約91.7% | 約17.8 |
20金 | K20 | 約83.5% | 約16.5 |
18金 | K18 | 約75.0% | 約15.4 |
14金 | K14 | 約58.5% | 約13.6 |
12金 | K12 | 約50.0% | 約12.8 |
10金 | K10 | 約41.7% | 約12.2 |
9金 | K9 | 約37.5% | 約11.9 |
割金(わりがね)
母材の金属に混ぜる金属を、割金(わりがね)と呼びます。
18金は、24分の18が純金で、残りの24分の6、つまり
「6÷24=0.25(25%)」は割金となります。

18金と14金の純度の違い
一般的に25%は、銀と銅の割金で混ぜます。
そして、銀と銅の割合によって金の色は変化します。

銀と銅の割合で変わる色
様々なゴールド素材
金は、割金によって様々なゴールド素材となります。
18金以外にも、14金や10金でも同様です。
メーカーによって定義も異なりますが、代表的なものを表にまとめました。
名称 | 割金と特徴 |
---|---|
18金イエローゴールド | 5分割 (銀5:銅5) |
18金イエローゴールド | 4分6割 (銀4:銅6) 5分割に比べ、ごくわずかに赤く見える |
18金イエローゴールド | 逆4分割 (銀6:銅4) 5分割に比べ、ごくわずかに青く見える |
18金レッドゴールド | 銅7以上 (銀3以下) 銅の成分が多いため赤くみえる |
18金ピンクゴールド | 銅7以上で(銀3以下)かつパラジウムを混ぜたもの。 純金を含めると四元合金となります。 パラジウムによって銅の色が薄まり、ピンク色に見える。 |
18金グリーンゴールド | 銀7以上 (銅3以下) 銀の成分が多いため青っぱく見える。 |
18金ホワイトゴールド | 割金の25%のうち、パラジウムまたはニッケルを加えたもの。それぞれ、パラ割り・ニッケル割りと呼ばれる。 |

下記の記事では、ホワイトゴールドについて解説していますので合わせてご覧ください。⇒ホワイトゴールドの特徴と種類について 詳しく見る
金と金合金まとめ
今回は、ジュエリーとして使用されるゴールド素材についてまとめました。
色の種類が最も多い素材ですので、上手に活用したいものです。
【365日】誕生日石マガジン
毎日の「誕生日石」と「石言葉」を、メールでお届けする無料メールマガジン。
宝石の言葉を聞いて、ハッピーな1日をお迎えください。
【365日】誕生石マガジンを見る