ロウ付け台と、地金溶解に必要な「火床」の作り方

ロウ付け台と火床の作り方 彫金工具やジュエリー工具

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今回は、バーナーを使う環境について、

・ロウ付け台
・火床(ひどこ)

についてご紹介致します。

 

ロウ付けに必要なものとしては

・耐火レンガ
・ハチノス(ハニカムブロック)
・セラミックボード 等

たくさんあります。

 

今回は、

最低限、必要なバーナーまわりの環境をご紹介し、
あると便利な物をご紹介していきたいと思います。

 

なお、バーナーについては、下記の記事で詳しくご紹介していますので、合わせてご覧下さい。

⇒「ロウ付けに必要なおすすめのバーナー」を見てみる

 

ロウ付け台

まず「ロウ付け台」について、ご紹介してまいります。

「ロウ付け台」は、ろう付けを行う際に必要な環境ですが、作りたい作品や作業場によって、いろんな作り方がありますので、あくまで参考例としてご覧下さい。

 

耐火レンガ

まず、耐火レンガですが、1,000℃位の高温に耐えられるレンガを用意します。

 

これは、「イソライト工業」というメーカーが生産している耐火レンガで、楽天やアマゾンなどでも600円位で購入する事ができます。

 

ホームセンターなどで売っている赤レンガは、200℃くらいになりますので、ハンドバーナーの熱でも割れてしまう事があります。

 

そのため、今回のような、高温に耐えられる耐火レンガを購入するようにしてください。

楽天でも購入する事ができます。

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この、耐火レンガがひとつあれば充分ですが、このままだと、机が痛んでしまいますので、ここでは100円ショップで購入したステンレスバットのうえに乗せています。

 

耐火レンガをよく見ると、たくさん穴が開いていますので、この上で、焼き鈍しやロウ付けの作業を行っても問題ありません。

ただ、けっこう熱を奪いますので、次にご紹介する「ハチノス」を用意すると、より、作業に適した環境になります。

 

ハチノス(ハニカムブロック)

「ハチノス」は「ハニカムブロック」等という名前で販売されています。

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セラミック素材でできており、耐熱温度は約1,000℃となっています。

 

ロウ付けや焼き鈍しで重要なのが、対象物のまわりに、たくさん空気の層を作ってあげる事です。

そのため「ハチノス」のように、たくさんの穴があいた耐火ボードのうえで作業すると、ロウ付けや焼き鈍しが効率よく行えるようになります。

 

また、たくさん穴が開いていますので、丸線など差してロウ付けしたり、ステンレスピンなどを差してロウ付けの補助に利用したりと、たいへん便利です。

 

なお、ハチノスは割れる事もありますが、割れたハチノスもろう付けの時に重宝しますので、捨てないで使ってください。

 

耐火レンガの組み合わせ

さきほどご紹介した「耐火レンガ」には、様々な大きさがあります。

これらを組み合わせて、自分の環境にあったロウ付け台を作るようにします。

大きな作品を作る方は、耐火レンガを2つ並べても良いでしょう。

 

火床

地金を溶かしたり、大きな作品を焼き鈍しする時に必要なのが「火床(ひどこ)」です。

 

火床も、これが正解というのはありませんで、あくまで参考例になります。

実際には、ご自分の作業環境に合わせて作ってください。

 

木材で壁を作る

この火床のまわりは、木材で囲っています。

木材だけでは燃えてしまいますので、ロウ付け台でもご紹介した「耐火レンガ」を敷き詰めて、コンクリート用のボンドでくっつけています。

 

耐火レンガで覆う事によって、炎を当てても燃えず、安心して作業できるようになります。

 

なお、こちらの作業台は、少し高さが足りないため、普通の赤れんがを敷いて高くしています。

さらに、耐火レンガを置いて、作業環境を整えているといった感じです。

 

あると便利なもの

先ほどご紹介した「ハチノス」はセラミック素材でできております。

この「セラミック素材」の製品で、ろう付けや焼き鈍しに便利なものがたくさんありますのでご紹介致します。

 

セラミックウール

まず、セラミックウールです。

 

このように、綿状になっているにも関わらず、1,300℃くらいまで耐えられますので、ロウ付けの対象物に段差があったり、形が不均等なものをロウ付けする際に、非常に役立ちます。

価格も安いので、一袋買っておくと、いざという時に重宝すると思います。

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セラミックテープ

次に、セラミックテープです。

薄く均等な厚みのテープになっています。

例えば、ロウ付け対象物の下に敷いたり、間に挟んだりして使用できますので、先ほどのセラミックウール同様、ひとつ持っておくと非常に重宝すると思います。

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木炭

ハチノスと合わせて持っておきたいのが、木炭(もくたん)です。

 

木炭は、熱を反射しますので、対象物の温度があがりやすくなります。

また、木炭自体、非常に加工しやすいため、溝を彫ってあげると、少量の地金なら、木炭だけで溶かす事も可能です。

 

また、窪みを作って釈迦玉をつくったり、ピンを差して、ロウ付けの対象物を固定したりと、とても便利です。

ひとつあれば、いろんなことに利用できますので買っておくと良いと思います。

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バーナー環境作りを動画で解説

バーナーを使う作業環境の作り方を、YouTube動画にまとめました。

ぜひご覧ください。

 

 

初心者におすすめのバーナーは?

彫金に「ろう付け」は不可欠なものです。

 

ろう付けを行うにあたって、ガスバーナーが必須になりますが、作業場にガスが引けないという方も多いと思います。

そこで、自宅でも安心して使えるハンドバーナーを記事でご紹介しました。

 

写真と動画でわかりやすく解説していますので、今回の記事と合わせてぜひチェックしてみてください。

⇒「【初心者向け】ロウ付けに必要なバーナー」を見てみる

 

バーナーを使う環境のまとめ

以上、今日は、バーナーを使う環境について、

・ロウ付け台
・火床(ひどこ)

についてご紹介してまいりました。

 

まとめると、ロウ付け台、火床を作るのに必要な物は次のようになります。

・耐火レンガ
・ハチノス
・ステンレスバットなど
・コンクリート用のボンド(火床など壁を作りたい場合)

 

また、あると便利なセラミック製品として、

・セラミックウール
・セラミックテープ
・木炭(もくたん)

をご紹介致しました。

 

ぜひ、今回の記事を参考にして頂き、自分なりのロウ付け台と火床を作ってみてください。

なお、今回の記事の内容は、動画でもご紹介しています。

ぜひチェックしてみてください。

⇒「ロウ付け台と火床の作り方」を見てみる

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