今回は、ネットショップの基本的な知識として、
「3つの始め方」について、それぞれの特徴やメリットデメリットを解説いたします。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
下記の記事では、商品の販売方法2パターンとおすすめの販売モデルを解説していますので合わせてご覧下さい。⇒商品販売2つの方法と”とっておきの販売戦略” を見てみる
ネットショップの3つの始め方
オンラインショップを開業する際には、どのようなタイプのネットショップを作るかが
重要なポイントになります。
一般的に、ネットショップは以下の3つに大別されます。
・独自ショップ型
・マーケット型
・モール型
ただし、モール型とマーケット型は同じ分類にされる場合もあります。
独自ショップは、ネット上に自社のオンラインストアを開設するタイプです。
代表的なサービスには以下が挙げられます。
もちろん、これらのサービスを利用せずにシステムを組んで構築するパターンもありますが、
かなりの技術を要しますので、今回は省きます。
マーケット型は、商品単位で売りたい人と買いたい人を繋ぐプラットフォームです。
フリマアプリが代表的な例ですが、以下のサービスなどもこのタイプに分類されます。
・Amazon
・Etsy
・ミンネ
・クリーマ
モール型は、独自ショップ型とマーケット型を組み合わせたようなタイプで、
商品を入口にしながらも、自社のオンラインストアのイメージを表現することができます。
代表的なサービスには以下が挙げられます。
・楽天市場
・Yahoo!ショッピング
・ZOZOタウン など
ただし、モール型は審査が厳しいため、個人が出店するには少しハードルが高く、
インスタなどでネットショップを解説する場合は、このタイプを省略することが多いようです。
下記の記事では、“売れない”と思っている商品を”欲しい”に変える4つのテクニックについて解説していますので合わせてご覧下さい。⇒“売れない”と思っている商品を”欲しい”に変える4つのテクニック を見てみる
メリットとデメリット
それぞれのタイプにメリットデメリットがありますので、少し簡潔に解説いたします。
独自ショップ型
メリットは、なんといっても、ブランドイメージやコンセプトを自由自在に表現できること、
お客さまの個人情報を直接保有できるため、マーケティング、つまり仕組み化の幅が広がることです。
一方、デメリットは、集客力が弱く、新規顧客の獲得が難しいということです。
そのため、自分達で情報発信の頻度を多くすることや広告を打つなどして、
集客する必要があります。
マーケット型
メリットは、集客力が強く、多くのユーザーが利用しているため、
新規顧客の獲得がしやすいということが挙げられます。
しかし、デメリットは、プラットフォームによっては競合が激しく、価格競争に陥りやすいこと、
そして、顧客データを直接保有できないため、独自の顧客層を築きにくいことが挙げられます。
また、購入にあたりログインを求められることがありますので、会員登録したくない人は離脱の原因になります。
モール型
メリットは、購入者にとって、一つのサイトで複数の商品を購入できるため、とても便利だということと、
楽天市場のように、多方面からの圧倒的な集客力があることです。
しかし、デメリットは、同様の商品が被った場合に、価格競争が起こり、利益が少なくなる可能性があることと、
モールのブランドイメージが強く、ブランド構築が難しいことなどが挙げられます。
参入コスト、つまり、始めるのにかかる費用、そして時間と技術的な労力などを考慮すると、
どのサービスを利用するかによって異なりますが、マーケット型が最も手っ取り早く、
次いでモール型と独自ショップ型が、同程度になると考えられます。
売上率は、出品したことがないので断言は出来ませんが、
マーケット型は大きくなればなるほど競合が増えますので、独自の個性や、目立つ施策を立てていかなければ
継続して売り上げを伸ばすことは難しいと思われます。
一方、モール型の代表的なサービスである楽天市場は、
最低でも月2万円くらいの費用がかかりますが、
その分、集客力が非常に高いため、ある程度の売り上げを見込めます。
過去に、楽天市場で出店したときは、毎月100万円程度の売上げを上げていました。
また、独自ショップ型では、集客とブランディング、それと売れる仕組みのマッチングが重要ですが、
それが成功すれば、最も低コストで売上を上げることができます。
私は、SNSと広告を少し打ち出し、商品を3つのみ展開しましたが、
BASEというプラットフォーム利用して3ヶ月で70万円程度の売上を上げることができました。
ただし、これはBASEに限った問題ではなりのですが、カゴ落ちが70%位とやや多いので、
Shopifyへの切り替えを検討しています。
このように一概に、どの形態がいいとは言えません。
お金や労力がかけられるのであれば、多方面に販路を拡大することも検討してみると良いでしょう。
しかし、予算や時間に余裕がない場合は長期的な視野での成長性も考えると、
やはり独自ショップ型で作ることが望ましいです。
最初は、集客が難しいため、地道にSNSで情報発信を行う必要があります。
しかし、アクセス数が不十分では、サイトの良し悪しを判断できませんので、
一定の広告費をかける必要があります。
趣味ではなく、ビジネスとして取り組む場合は、ブランドとして成長していくという心構えで、
ネットショップを立ち上げ、本格的に取り組むことが大切です。
下記の記事では、商品価格のつけ方について「3つの基本」を解説していますので合わせてご覧下さい。⇒商品価格のつけ方「3つの基本」 を見てみる
まとめ
今回は、ネットショップを始める際の3つのパターン、
独自ショップ型、マーケット型、モール型について解説しました。
趣味で始める場合は、マーケット型を利用してどんどん出品してみることをお勧めします。
ネットショップを試してみたい方は、
BASEやSTORESなどの無料サービスを利用することをお勧めいたします。
BASE(ベイス)
2012年にリリースされた「BASE(ベイス)」は、初期費用・月額費用無料で独自ショップを開設できます。
2022年時点で180万を超える店舗が出店していますので、
安心してショップ開設運営ができると言えます。
STORES(ストアーズ)
お店のキャッシュレス決済や予約システムなどとも連携できる「STORES(ストアーズ)」も、「BASE(ベイス)」同様、初期費用及び月額費用が無料でネットショップを開設する事ができます。
また、「BASE(ベイス)」と異なり、決済方法に「代金引換」が利用できるのも特徴です。
ただし、代金引換は受取拒否や不在返品なども問題もありますので、慎重に検討したい決済手段となります。
また、クレジットカード決済が利用できるまで、数週間程度の審査が必要です。
本格的にブランドを作り上げていきたい方は、
Shopifyをおすすめします。
下記の記事では、これから製作販売したい人の「ロードマップ」を解説していますので合わせてご覧下さい。⇒【要保存】これから製作販売したい人の「ロードマップ」 を見てみる