前回の記事、
3C分析では、あなたのブランドとお客様、そして競合を加えた3者間による市場分析
をおこないました。
ですが、実際には、政治や経済状況などの社会全体の基盤があったうえで、
市場が成り立っています。
当然、社会に大きな変化が起これば、市場も変化しますので、
お客さまのニーズも、競合のブランドも変化します。
その社会の変化を、自分のブランドにおいて、「チャンス」と見るか
あるいは、「脅威」だと認識するかでブランドの戦い方が変わってきます。
そのような、社会全体を見て、運用すべき方針を決定するのが、
「SWOT分析」になります。
今回は、あなたのブランドを取り巻く社会環境と、あなたのブランドの強みと弱みを分析して、
新たな市場機会を見つけるためのフレームワークであるSWOT分析について解説いたします。
恐らく、既に事業を展開されている方が、
中小企業診断士や経営コンサルタントに相談した場合は、
このSWOT分析を、最初に行うと思います。
SWOT分析は、うまく行かない原因や伸び悩んでいる原因を探るための、
言うなれば、医者でいう「問診」です。
この分析を行うことで、社会のニーズをうまく捉えることができれば、
大きく売上を伸ばしていくことができますし、
脅威だと感じたことも、自分が持っている強みをぶつけることで、
意外に新たなチャンスに変えられるかもしれません。
それでは、SWOT分析の概要と、具体的な事例を挙げて、
SWOT分析の方法を解説してまいります。
是非、最後まで目を通していただけますと幸いです。
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SWOT分析とは
SWOT分析とは、
・Strength(強み)ストレングス
・Weaknesse(弱み)ウィークネス
・Opportunitie(機会)オポチュニティ
・Threat(脅威)スレット
の頭文字をとったもので、
マーケティングでは3C分析と同じように基本的な分析手法になります。
<強み(Strength)>
・ 自分のブランドが得意なことや、他のブランドや作家より優れている点を分析します。<弱み(Weaknesse)>
・ 自分のブランドが苦手とすることや、他のブランドや作家に比べて劣っている点を
分析します。<機会(Opportunitie)>
・社会や文化、市場の変化において、自分のブランドが成長できるチャンスや、
新しい取り組みができるきっかけがないかを調べます<脅威(Threat)>
・社会や文化、市場のの変化において、自分のブランドに対して、
なにか悪い影響を与えるものや、困難な状況を調べます。
あなたが持っている強みは何か、弱みは何か、
あなたのビジネスを取り巻く社会環境で何が起こっていて、何がチャンスで脅威なのか
そして、その問診から、どう対策してけばいいかを導き出す事が出来るのが、
「SWOT分析」になります。
SWOT分析のやり方
SWOT分析に用いる資源としては、
・技術や能力
・人脈
・情報、ノウハウ
・経験や実績
・誰にも負けない情熱
などの要素を切り口として、分析すると分かりやすくなります。
では、実際に具体例を挙げながらSWOT分析をしていきます。
まず、「強み」と「弱み」ですが、自分を360度見回してみて、
経営資源となりそうな、あらゆる要素を調べます。
=例=
<強み(Strength)>
・デザインをたくさん描ける
・人とのコミュニケーションを取るのが上手い
・ママ友がたくさんいる<弱み(Weaknesse)>
・量産できない
・知名度が低い
・資金不足
そして、
「一見、弱みに見えることを強みに転じさせることが出来ないか」を考えてみます。
例に挙げた<弱み>を強みに転じてみると以下のようになります。
「量産できない」 ⇒⇒⇒ 「丁寧な物作りができる」
「知名度が低い」 ⇒⇒⇒ 「あなたからしか買えない限定感を訴求できる」
いかがでしょうか。弱みは強みに転じる要素が十分にあるのです。
次に、機会と脅威についてですが、これは、「外部分析」といい、
SWOT分析のまとめ
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