サイズによって異なる指輪の長さ2つの計算方法

作図や計算

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指輪にはサイズが必要です。

指輪を展開すると1枚の板になりますが、

人によってサイズが異なりますので、サイズ毎の長さが必要です。

 

この記事では、サイズ毎に必要な地金の長さを計算する方法をご紹介します。

 

なお、記事の後半では、希望のサイズぴったりに作るワンポイントアドバイスもご紹介しています。

 

日本の指輪サイズ表

まず指輪のサイズと内径及び内周について解説します。

 

日本の指輪は、古くからJCS規格が使用されており、1号大きくなるごとに「内周」が約1mm、「内径(リングの内側の直径)」が約1/3mm大きくなります。

 

JCS規格 リング内径 ISO/JIS規格
1号 13 mm 41号
2号 13 1/3 mm 42号
3号 13 2/3 mm 43号
4号 14 mm 44号
5号 14 1/3 mm 45号
6号 14 2/3 mm 46号
7号 15 mm 47号
8号 15 1/3 mm 48号
9号 15 2/3 mm 49号
10号 16 mm 50号
11号 16 1/3 mm 51号
12号 16 2/3 mm 52号
13号 17 mm 53号
14号 17 1/3 mm 54号
15号 17 2/3 mm 55号
16号 18 mm 56号
17号 18 1/3 mm 57号
18号 18 2/3 mm 58号
19号 19 mm 59号
20号 19 1/3 mm 60号

 

この表を元に、指輪を展開した長さを計算するのですが 、やや複雑なので、簡単に計算できる方法を2つご紹介してまいります。

 

基本的な考え方

サイズ毎に、地金の長さを計算する際には、

まず、10号の長さを求めます。

次に、サイズ毎に±1mmします。

 

これが、基本的な考え方になります。

 

ただし、板には必ず厚みがありますので、

厚みを考慮して計算する必要があります。

 

その方法が、今回ご紹介する「2つの計算方法」です。

 

板厚が1.5mmの場合

板の厚み1.5mmの場合は、

10号の長さを基準として覚えます。

10号の長さを基準として覚える方法

 

①10号=55mmを覚える

10号の時に必要な板の長さが55.0mmになります。

この「55」を基準値として覚えておきます。

 

②サイズ毎に±1mmする

サイズが1号増えたら、+1.0mm、サイズが1号減ったら、-1.0mmします。

例えば.作りたいサイズが13号なら、55+3mm=58mmとなります。

 

この計算は、板の厚みが1.5mm限定になります。

だから、厚みが1.0mmや2.0mmの場合、計算がくるってサイズが合わなくなります。

 

いろんな厚みに対応できるのが、次にご紹介する計算方法です。

板厚が1.5mm以外の場合

①10号=内径16mmを覚える

②板の厚みから10号の長さを計算する

③サイズ毎に±1mmする

希望のサイズに仕上げる方法

指輪の長さ計算まとめ

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