彫金の作業において刻印をまっすぐ綺麗に打刻する事はとても大事です。
しかし、
「刻印を打つのが苦手・・・」
「上手に打てない・・・」
という方も多いのではないでしょうか?
- まっすぐ打てない
- 打刻する際にブレてしまう
- 深いところと浅いところがある
このような問題が出ないよう、刻印を上手に打刻するコツを解説します。
なお、素材刻印を上手に打刻するコツは下記の記事で解説しています。
合わせてご覧下さい。
打刻前に補助線を引く
まっすぐ打てないのは、どこに打ったらいいかわからないからです。
予め、マジック等で補助線を引いておけば、打刻する場所がわかります。
補助線に沿って、打刻する事で、傾いたりせずにまっすぐ打つ事ができます。
金槌ではなく「木槌」で打つ
金槌は、打った瞬間、刻印と反発して反動が生まれます。
その反動で、刻印が二重にブレてしまう事がありますので、「木槌」を使いましょう。
写真のような大きな木槌を使うと、重さもあり、反動もないため、安定して打刻できるようになります。
重心を若干ずらして打つ
刻印を打った後、浅いところや深いところなどバラつきが出る時があります。
これは、一発で打とうとした結果、打刻の重心がずれてしまうからです。
一発で打とうとせず、数回に分けて、重心をわずかにずらしてあげる事で、打刻の深さが均一になります。
この記事の最後に動画で解説していますので、合わせてご覧下さい。
刻印をしっかり持つ
刻印をしっかり持つ事も、とても重要です。
打った瞬間、刻印がぐらつかないようにしましょう。
また、刻印に対して、ハンマーをまっすぐ落とす事も重要になります。
刻印を上手に打つコツのまとめ
今回は、刻印の打ち方について解説致しました。
動画でも解説していますので、合わせてご覧下さい。
- 打刻する場所にマジックで補助線を引く
- 金槌ではなく、大きな木槌で打刻する
- 打つ際に刻印をやや傾けて重心をずらす
以上が、刻印を上手に打つためのコツでした。
小さな素材刻印も同様ですので、この記事を参考に試してみて下さい。