2024年1月、東京ビッグサイトで
「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2024)」(HMJ)
が開催されました。
当サイト「ジュエリークラフト(JCO)」では、出展されたブランドに取材を敢行。
この記事では、日本の伝統金工技法でもある「木目金(もくめがね)」を使用したシルバーアクセサリーを展開していた
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」
をご紹介してまいります。
ふたつと同じ表情がない「木目金(もくめがね)」の持ち味と、モダンなディスプレイで目立っていたジュエリーブランド「Studio Tinker(スタジオティンカー)」について、その特徴と魅力を紐解いていきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧下さい。
日本の伝統工芸技法「木目金」
ジュエリーブランド「Studio Tinker(スタジオティンカー)」は、日本の伝統的な金属工芸技法である
「木目金(もくめがね)」
に特化したシルバーアクセサリーを製造販売しています。
「木目金(もくめがね)」とは、異なる種類の金属を重ね合わせ、高温で溶着した後、圧延して削り出すことによって、木目のような模様を作り出す技法です。
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」の作品は、
この伝統技法に現代的な感性を融合させており、伝統と革新が共存するブランドコンセプトとなっていました。
素材を作り出す技術
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」のジュエリーにおける核心は、
「木目金(もくめがね)」の技法そのものにあります。
「木目金(もくめがね)」の製造工程は非常に複雑で、
多くの熟練技術と時間が必要です。
この技術の困難さと、同じ表情を意図して作り出せない、一点物としての美しさが、「Studio Tinker(スタジオティンカー)」の作品に対する情熱を高めていると感じました。
独特な木目模様
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」の作品は、木目金技法による独特な模様が特徴です。
この模様は、複数の金属をミルフィーユのような層に重ね、加工することで生まれ、金属の種類によって異なる色合いや模様が現れます。
この独特な木目模様を活かし、洗練されたデザインで現代のアクセサリー市場に新たな息吹をもたらしているのが「木目金(もくめがね)」です。
モダンなデザインが魅力的
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」の中でも特に人気のある商品は、「木目金(もくめがね)」を用いた指輪やネックレスなどです。
江戸時代から続く伝統的な技法を用いながらも、モダンなデザインが魅力的で、日本のみならず、海外からも評価され、国内外の顧客に支持されているそうです。
特に、作るたびに表情が異なる木目模様のアクセサリーは、そのユニークさからも高い人気を誇っています。
ディスプレイにも注目
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」では、「木目金(もくめがね)」のアクセサリー自体も素晴らしいのですが、
注目したのは個性的なディスプレイです。
全体的にモダンな印象を持ちながらも、指輪が浮いて見えるディスプレイに、思わず足を留めてしまいました。
写真ギャラリー
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」の魅力を写真でお伝えいたします。(クリックで拡大)
伝統技術の継承と創造性の追求
以上、今回は、日本の伝統金工技法でもある「木目金(もくめがね)」を用いたシルバーアクセサリーを展開していた
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」をご紹介致しました。
「Studio Tinker(スタジオティンカー)」では、伝統技術の継承と同時に、
更なる創造性の追求を目指しているとのこと。
木目金技法を用いた新たなデザインの開発や、国内外の市場での展開を図っていくことで、
日本の伝統工芸の素晴らしさを広く伝えていくことが目標
だと語って頂きました。
また、「木目金(もくめがね)」の技術自体が伝統的なものであるため、これを現代に伝え、新しい世代に継承することも重要な課題となっているようです。
江戸時代から続く、
日本独自の伝統素材「木目金(もくめがね)」
その豊かな表情と美しさを、ぜひチェックしてみて下さい。