記事区分:公式発表の紹介
東北大学は9月30日、真珠と鳥の羽の仕組みを組み合わせた構造色材料の研究成果を発表しました。大阪大学や大東化成工業などとの共同研究です。パール調の質感と色をどう両立するか、装飾材料の開発動向として注目したい話題です。
層状構造と光の吸収を組み合わせる
構造色は、微細な構造と光の相互作用で生じる色です。今回の研究では、真珠の多層構造と、鳥の羽に含まれるメラニンの光吸収特性に着想を得ています。
大学の説明では、厳密に繰り返す周期構造に頼らず、表面の光吸収材料を変えて色を調整できます。色だけでなく、見る角度で表情が変わるパール調の視覚効果も示しています。
樹脂装飾への応用を見据えた研究段階
大阪大学の発表では、PMMA樹脂への着色も検証されています。大学側は、プラスチック装飾やコーティング、インクなどへの展開を期待しています。
工房向けの市販着色剤が発売されたという発表ではありません。手持ちの樹脂への適合や宝飾用途の耐久性を、この研究だけで判断しないようにしましょう。論文のオンライン公開は9月22日、大学による今回の発表は9月30日です。

確認した情報
大学発表日:2026年9月30日
論文公開日:2026年9月22日(現地時間)、Advanced Materials
研究の位置づけ:真珠の多層構造と鳥の羽の光吸収特性を組み合わせた構造色材料の研究。市販製品の発売案内ではない。
応用検証:PMMA樹脂の着色を検証。
情報の出典
東北大学「真珠の輝きと鳥の羽の色彩を融合 非周期構造から生まれる新しい構造色」
大阪大学 産業科学研究所「真珠の輝きと鳥の羽の色彩を融合 非周期構造から生まれる新しい構造色」
発表日・日時:2026-09-30
公式発表をもとに編集しています。編集部による取材・実機検証は行っていません。
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