「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2024)」(HMJ)が、2024年1月に、東京ビッグサイトで開催されました。
今回、当サイト「ジュエリークラフト(JCO)」では、「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2024)」(HMJ)に、出展されたブランドの皆さまにお話を伺ってまいりましたので、取材記事として各ブランドの特徴や魅力をご紹介。
この記事では、
“ありのままで輝き合う可能性に満ちた世界”
をビジョンに掲げ、その世界観をアクセサリーを通して表現していた
ジュエリーブランド「ME LE(メレ)」
をご紹介致します!
作品ひとつひとつが語りかけてくるような、そんな素敵なものづくりをされている、ジュエリーブランド「ME LE(メレ)」の特徴や魅力についてご紹介していまいりますので、ぜひ、最後までご覧下さい。
素材集めから得られた着想
「ME LE(メレ)」は、作家自ら素材集めを行い、独自の感性で選び集めた素材から着想を得て制作することを大切にしているジュエリーブランドです。
コンセプトは、”混ざり合う偶然、生まれるカタチ”
何かを作ろうとするのではなく、自分の中から自然に湧き起こる欲求や衝動の連続によって偶然できたカタチを作品にする、ということ。
「”何かを作ろうと意図する”ということを極力せずに素材集めや制作をしてる」
と話されていました。
その言葉通り、自然な流れで形作られる作品への情熱が感じられる彼女のジュエリーは、ゴロっと原石の状態をセットしたバングルや、溶けた地金のような表情を持ったピアスなどが特徴的。
計算された意図的なデザインを避け、手を動かしながら生まれるインスピレーションを大切にしているのだそうです。
独自のスタイル
作家の奥原さんは、アクセサリー制作を始める前から海辺の石拾いや天然石を集めることが好きだったようです。
石を活かしアクセサリーとして表現する過程の中で必要な技術を都度独学で習得しながら、「ME LE(メレ)」独自の制作スタイルを作り上げています。
感性と技術の融合
「ME LE(メレ)」の作品は、彼女独自の視点と技術によって生み出されています。
特に水晶などの原石を使ったバングルは印象的な作品になっていて、一つ一つが奥原さんの感性と技術の融合によって生まれていると感じました。
その影響を受けているのか、作品一つ一つが語りかけてくるような、そんな素敵なものづくりをされていたのがとても印象的でした。
天然石の欠片が作品に
「ME LE(メレ)」がおすすめしていた作品は「天然石の欠片」を使ったものです。
特にオパールの欠片を活かしたアクセサリーは、
そのままのいびつな形や偶然生まれた破片の形が魅力的でした。
通常はリカットして仕立てるような破片でも、表情を活かしてアクセサリーとして表現する。
「ME LE(メレ)」は、そういった自然に生まれた素材を、
独自の技法でジュエリーとして加工する事に成功しています。
課題を残しながら良くしていく
「ME LE(メレ)」の作品で特徴的なのは、
意図せずに作るからこそ表現できる、アクセサリーひとつひとつの豊かな表情です。
リピートで製作する時は同じ工程を重ねながら作るものの、基本的にはその時々に感じた事や奥原さん自身の思考を元に制作されています。
そのため、
どこまで形にすれば”完成”なのか分からない
といった事も多くあるそうです。
しかし、終わりがないからこそ
“課題”をあえて残しながら、良い作品に育てていく
そんな考え方に感銘を受けました。
写真ギャラリー
「ME LE(メレ)」の魅力を写真でお伝えいたします。(クリックで拡大)
個性を輝かせる作品作り
以上、この記事では、「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2024)」(HMJ)で出会っジュエリーブランド
「ME LE(メレ)」
をご紹介致しました。
“ありのままで輝き合う可能性に満ちた世界”
をビジョンとして、独自の感性で表現していたのが印象的で、一つ一つの素材が語りかけてくるような雰囲気がありました。
今後は、オーダーメイドのジュエリー作りにも力を入れ、
お客様一人一人の個性を輝かせる作品づくり
も行っていきたいとのこと。
常に新しい発見と創造を重ねながら、終わりのない創作の旅を続ける「ME LE(メレ)」の今後の活躍を期待しております。
ぜひ「ME LE(メレ)」の作品に触れてみて下さい