2024年1月に東京ビッグサイトで開催されたハンドメイドイベント
「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2024)」(HMJ)
当サイト「ジュエリークラフト」では、イベントに出展されたブランド
「Auspicia(アウスピシア)」
を取材してまいりました。
数あるブランドの中でも、
ひと際、個性を放っていた「Auspicia(アウスピシア)」
その独自のコンセプトやデザイン哲学、素材の特徴やブランドの魅力について詳しくご紹介致します。
ぜひ最後までご覧下さい。
妖精の棲む森へ
私達は、
妖精の棲む森「Auspicia(アウスピシア)」に迷い込んでしまいました。
「妖精の棲む森で見つけた宝物」というユニークなコンセプトで、ブランドのメインビジュアルやストーリー仕立てのアクセサリーが、独特の世界観を持ったブランドです。
お客様は、妖精の棲む森「アウスピシア」に迷い込み、
“探索しながら宝物を見つける”
というストーリー仕立ての体験
を得る事ができます。
この独特なコンセプトが、ブランドのメインビジュアルや製品のデザインに深く反映されているのがとても印象的でした。
時間を経た素材に新たな命を
「Auspicia(アウスピシア)」の作品は、30年以上前に作られたヴィンテージのガラスや天然石を使用しており、
時間を経た素材に”新たな命を吹き込む”ことに重点を置いています。
これらの素材は、デッドストックとして眠っていたものを吸い入れており、
「昏い森を灯す道標」
のようなアクセサリーを作り出しているんだそうです。
素材の中には、30年以上前に作られたヴィンテージのガラスや天然石もあるそうで、時間を経て現代に受け継がれてきた素材を中心にアクセサリーを制作されていました。
この特別感と独自性が「Auspicia(アウスピシア)」製品の大きな特徴となっています。
ドラゴンズブレス
「Auspicia(アウスピシア)」の世界観の中でも特に注目したのが「ドラゴンズブレス」というシリーズ。
これは、青いシラーが入った特殊なヴィンテージガラスを使用し、
竜の吐く炎をイメージさせるデザインになっています。
また、このガラスはマーブル模様になる特性を持ち、それぞれの作品に個性と魅力を与えているのが特徴です。
2024年は辰年という事もあって、「ドラゴンズブレス」のシリーズを特におすすめされていたようです。
物語
また、ブランドの定番である「物語つきシリーズ」は、常におすすめの商品として挙げられました。
「物語つきシリーズ」は、「Auspicia(アウスピシア)」のブランドコンセプト
迷い込んだ妖精の棲む森で宝物を見つける
を最もよく表現している製品群です。
製品に付属するカードには、クリエイターrico自身が描いた絵とストーリーが描かれており、物語と合わせてアクセサリーを楽しむ事ができます。
妖精の棲む森に迷い込み、宝物を見つける
そんな体験をイメージしたような物語が、ひとつひとつのアクセサリーに込められており、
物語の中から取り出すかのようにアクセサリーを仕立てているようでした。
コレクション
物語は各アイテムごとに描かれています。
デザインごとに様々な物語が存在し、アイテムに添えられるストーリーカードには「番号」がナンバリングされているため、順番に揃えたくなるよう考えられていました。
同じデザインのアイテムでも、
ヴィンテージガラスや天然石に同じ表情は存在しません。
そのため、1点1点見てもらって、気に入ってくれたお客様に販売したい、と話されていたのが印象的でした。
ヴィンテージガラスや天然石と言った素材に特別なこだわりを持ち、それぞれのアクセサリーに物語を添えることで、
お客様にとって宝物となるようなデザイン
を心がけているということに感銘を受けました。
写真ギャラリー
「Auspicia(アウスピシア)」の魅力を写真でお伝えいたします。(クリックで拡大)
世界の素材を届けたい
以上、今回は、2024年1月に東京ビッグサイトで開催されたイベント「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2024)」(HMJ)から、
アクセサリーブランド「Auspicia(アウスピシア)」
をご紹介致しましました。
「Auspicia(アウスピシア)」の将来の目標は、さらに多くの素晴らしい素材を仕入れて、新しい作品を創出すること。
クリエイターricoは、自身が仕立てるアクセサリーを通じて、
「素材が持つ歴史や個性との”出会いの場”のようになればいい」
と話していました。
作品ひとつひとつに添えられた”絵物語”は、持ち主の内側をそっと照らし、
「昏い森を灯す道標」
として、いつまでも輝き続けることでしょう。
「Auspicia(アウスピシア)」の世界をぜひ体験してみて下さい。