ろう付けに使用する「ろう材」には様々な種類があります。
基本的に、
・銀には銀ろう
・金には金ろう
と、素材に合ったろう材を使用します。
しかし、ろう付けは、
『異なる母材同士のろう付け』
ができるのも大きな特徴です。
今回は、代表的なろう材をご紹介すると共に、母材から逆引きした「ろう材」の早見表を作成しました。
下記ページは、初心者~中級者に向けた「ジュエリー制作のロードマップ」です。どこから始めたらいいかわからない方はぜひチェックしてみて下さい。⇒「ジュエリー制作のロードマップ」を見てみる
銀ろう
銀ろうは、銀と銅と亜鉛が主な成分です。
銅と亜鉛の合金は真鍮となりますが、銀1に対する、真鍮の重量比によって下記の6種類があります。
初心者の方は、5分ろうと7分ろうの2種類から始めると、扱いやすいと思います。
真鍮を多く扱う方は、7分ろう・9分ろうが中心になると思います。
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下記の記事では、シルバーの火ムラ対策と対処方法について詳しく解説していますので合わせてご覧ください⇒「シルバーの火ムラ対策と発生した場合の対処方法とやり方」を見てみる
金ろう
金ろうの成分については多くのメーカーで公表されておりませんが、金・銀・銅・ニッケル・カドミウム等が使われます。
なお、近年ではカドミウムを使わないろうも開発されています。
ここでは、コモキンの金ろうをご紹介しています。
初心者の方は、流れやすい14Kろうから始めると扱いやすいと思います。
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金は特に加熱処理の仕方を間違えると大変な事になります。焼鈍しと時効硬化・加工硬化についてまとめましたので合わせてご覧ください。⇒シルバーや18金の焼鈍しと時効硬化及び加工硬化について
その他のろう
ジュエリー制作では、主に「銀ろう」「金ろう」を使用しますが、他にもたくさんの種類があります。
メーカーによって様々ですが、ここでは代表的なろう材をご紹介致します。
なお、パラジウムは、プラチナの一番ろうとして使用します。
金銀・プラチナ、真鍮や銅、鉄も含めて、ジュエリー制作にかかわる地金素材の比重や融点・成分などをまとめました。ブックマークしておくと便利です⇒「地金素材まとめデータベース」を見てみる
ろう材逆引き
扱う母材から逆引きして、異素材間で使用出来る「ろう材」をまとめて表にしました。
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