ジュエリーリフォームもそうですが、オーダーメイドで仕事を受ける際には、必要なコストを
“デザイン段階”で決めなければなりません。
そうしないと、
お客様に提示する販売価格も計算できないからです。
そこで今回は、オーダーメイドに必要なコストの計算方法について詳しく解説致します。
下記の記事では、オーダーメイドの「2つのタイプ」を解説したうえで、必要な知識をまとめてありますので合わせてご覧下さい。⇒「オーダーメイド”2つのタイプ”の特徴と必要知識」を見てみる
ジュエリー制作にかかるコスト
ジュエリーを制作するにあたっては、様々なコストが発生します。
何に、いくらくらいかかるのか、
そのコストがわからないと、販売価格を決める事が出来ません。
ジュエリー制作にかかるコストは、大まかに次のように分類されます。
- A.原材料費(素材代金)
- B.制作加工費
- C.デザイン料
- D.その他の費用
ここからは、これらのコストについて詳しく解説してまいります。
下記の記事では、ジュエリーアクセサリーの作り方について3つの基本的な方法を解説していますので合わせてご覧ください。⇒「ジュエリーやアクセサリーを制作する3つの基本的な技法」を見てみる
A.原材料費(素材代金)
原材料費は、大きく分けると3つに分類できます。
- 地金代金
- 宝石等の代金
- 部材代金
地金代金
地金代は、デザインから必要な重量を見積り、市場に連動した1グラム当たりの地金価格によって決定する各品位(純度)毎の地金価格、「ヘリ」と呼ばれる、製作中に粉になって失われる地金の重量を元に計算します。
一点物オーダーメイドに必要な、デザイン時点での地金の計算方法は、大まかに次のようになります。
- デザインから地金重量を見積もる
- ヘリを加える(1点物は10%~15%)
- 地金相場から、1g当たりの地金価格をかける
1.デザインから地金重量を見積もる
例えば、指輪の場合は展開して考えます。
展開すると「板」になりますので、次のように計算できます。
2.ヘリを加える
3.1g当たりの地金価格をかける
宝石等の代金
宝石の単価
ダイヤモンドのコスト計算
色石のコスト計算
部材代金
B.制作加工費
制作代金
鋳造代金
石留め代金
C.デザイン料
D.その他の費用
その他費用の例
一点物オーダーメイドのコスト計算まとめ
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