今回は、
「目的と目標と手段」の関係について、
少し深掘りしてみたいと思います。
最後までご覧頂けますと幸いです。
目的と目標と手段の違い
目的と目標と手段の違いについて、
いざ考えてみると、戸惑ってしまうことも多いのではないのでしょうか。
ここでは、目的と目標と手段の違いについて少し整理して解説してみたいと思います。
目的
目的とは、
「自分が最終的に実現したいこと」です。
『なんのために、それやるの?』
と聞かれた際に、『〇〇のため』と答えるのが目的です。
例えば、「Instagramを運用してネットショップの集客に繋げる」といった場合、
「ネットショップの集客に繋げるため」
が、目的になります。
つまり、
最終的に実現したいことです。
目標
目標は、
「目的を実現するために、やらなくてはいけないこと」です。
先ほどの「Instagramを運用してネットショップの集客に繋げる」の場合、
目的は「ネットショップの集客に繋げるため」でした。
その目的を実現するためにInstagramを運用するので、
「Instagramを運用する」が目標になりますが、
漠然としすぎるので、もっと
具体的に期限や数値を定めるのが目標
になります。
例えば、
「Instagramから月100人をネットショップに送客する」
のようにとすると、良い目標になるのではないでしょうか。
1ヶ月単位と100人という数値目標が明確なので、
1週間単位で達成できているかどうかが判断できます。
手段
そして手段は、
「目標を実現するための行動」です。
先ほどの「Instagramから月100人をネットショップに送客する」が目標だとすると、
「Instagramの投稿を毎日行うこと」
が手段になります。
まとめると以下のようになります。
目的は、自分が最終的に実現したいこと
目標は、目的を実現するために、やらなくてはいけないこと
手段は、目標を実現するための行動
このように考えると、
「何のために、いつまで、どのくらい、どう行動すればいいか」
が、明確になります。
この3つが明確になれば、あとは、毎日実践するのみです。
目的は抽象的
目的と目標と手段の中で、
目標と手段は、具体的な数字や期限で表わすことができますが、
目的だけは抽象的です。
数値や期限などで行動管理するのは、もちろん効果的ですが、
抽象的なイメージとして見えるようにしておくことで、
モチベーションの維持
に繋がります。
例えば、「痩せてモテたい、カッコよくなりたい」ということを目的とした場合、
未来の自分が想像できるような写真などをスマホの待ち受けにしておくといいかもしれません。
そして、
目標を「半年間で10kg痩せる」
そのために、
「毎日30分ジョギングする」という手段を設定すると、
より目的の達成に近づくのではないでしょうか。
毎日、スマホの待ち受けで理想像が見えるため、
「今日も頑張ろう」というモチベーションの維持にも繋がります。
また、
「ジュエリーブランドを立ち上げて独立したい」といった目的があった場合は、
自分が理想とするブランドのポスターなどを部屋に飾り、
目標を、「2年間で独立資金200万貯める」
そのために、「毎月10万円を貯蓄する」といった手段を設定すると、
良いのではないでしょうか。
目標と手段が複数ある場合
さらに、一つの目的に対して、目標と手段は複数発生することもあります。
最終的に実現したい目的に対して目標を立てたら、
その目標を、1ヶ月や1週間などある一定期間ごとに細かくし、
目標実現のための手段も小さく簡単な行動に分けることで、
1つ1つのハードルが小さく下がるので、より目的が実現しやすくなります。
例えば、資格取得を例にすると、
「資格取得」が目的、
「試験の合格点に到達する」が目標
「2ヶ月ごとに区切って、目標を少しずつクリアしていく」
「目標の合格点達成までに、1日2時間勉強する」
このように考えると分かりやすいのではないでしょうか。
注意点
しかし、目的と手段がごちゃごちゃになり、いつの間にか手段が目的になる時があります。
例えば、Instagramの投稿で、
「皆さんに価値ある情報をお届けする」
ことが目的のはずが、投稿することが目的になって、
情報の価値が下がってしまったり
あるいは、デザインにこだわりすぎて、情報よりも
投稿の見栄えをよくすることが目的になってしまう
といったことありませんか?
これらは、
目的がブレてしまっていますので、はっきりいって無駄です。
目的と手段を混同しないよう、気をつけて行動したいですね。
まとめ
今回は、「目的と目標と手段」の関係について解説致しました。
最後に、もう一度まとめてご紹介します。
目的は、
自分が最終的に実現したいことで抽象的でひとつだけ目標は、
目的を実現するために、やらなくてはいけないことで具体的、かつ細かくすると達成しやすい手段は、
目標を実現するための行動で具体的かつ、ムリなく実行できるといい
目的と目標と手段、それぞれの意味が明確に異なりますので、
皆さんも一度、整理されてみてはいかがでしょうか。