彫金によるジュエリー制作では、
丸線も好きな太さで作る事ができます。
手元に必要な丸線がなくても、適当な材料があれば、
新たに丸線を購入することなく、必要な分だけ制作が可能です。
この記事では、
- 丸線を作るのに必要な材料や工具
- 線引き盤で丸線を引くやり方
についてご紹介致します。
丸線を作るのに必要な材料や工具
必要なのは「線引盤」と「線引き機」または、「エンマやっとこ」「プライヤー」などです。
線引盤とは
穴を通して、希望の太さの丸線や角線を作るための工具。
線引き盤は、丸穴以外にも、
- 楕円
- 角
- 半丸(甲丸)
- マーキス
など、たくさんの種類がありますので、線引き盤があれば、丸線以外の材料をいつでも作る事ができます。
線引き機とは
線引盤をセットして、ギアの力で丸線を引く事ができる工具。
力で引っ張らないので、女性でも簡単に丸線が引けます。
エンマとは
材料を強く押さえつけることができるやっとこ。
エンマで丸線を強く握って、引っ張ると、丸線が引けます。
丸線の作り方
ここでは、丸線の作り方について解説します。
材料を、線引き盤の丸穴に順番に通していく事で、
好みの太さの丸線を作る事ができます。
1.材料を用意する
用意するのは、
丸線、または角線です。
2.線引盤を用意する
次に、線引き盤(線引板)を用意します。
自分が作りたい、形状と穴径を持った線引き盤を用意してください。
3.線引き機で丸線を引く
線引き盤を、線引き機に取り付け、レバーを引けば、
線引き盤の丸穴を通って、丸線になって出てきます。
少しずつ、穴径を小さくしていって、
好みの線径の丸線になれば完了です。
線引き機がない場合
線引き機があれば、力を入れずに作業できるのでとても楽です。
しかし、線引き機がちょっと高いうえに、そんなに頻繁に使用するものでもないので、なかなか手が出せない、という方も多いと思います。
その場合は、線引き盤を万力などで固定し、穴に材料を通して引っ張れば、穴を抜けて丸線になって出てきます。
線引盤まとめ
以上、今回は、線引盤で丸線を引くために必要な材料や工具、そして、線引き盤で丸線を引くやり方についてご紹介致しました。
まとめると、次のようになります。
- 必要な道具
- 線引盤
- エンマやっとこ(またはプライヤー)
- 材料の準備
- 丸線または角線
- 線引盤の用意
- 線引盤(線引板)を用意する
- 丸穴以外にも、楕円、角、半丸(甲丸)、マーキスなど様々な形の穴がある
- 線引きの手順
- 材料を線引盤の丸穴に順番に通していく
- 線引き機を使用して、ジャッキで引っ張る
- 穴径を小さくしていき、好みの線径の丸線になるまで繰り返す
- 線引き機がない場合
- 線引き盤を固定し、材料を通して引っ張る方法もある
- 力が必要だが、線引き機が高価で手に入らない場合の代替手段
以上が、線引き盤で丸線を引く(丸線を作る)ために必要な材料と工具、やり方になります。
線引き盤があれば、丸線を買うことなく、いつでも好きな太さで丸線を作る事ができます。
ぜひ、この記事を参考にして頂き、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。