ロウ付けの基本知識について解説します。
ロウ付けの対象物が小さくても大きくても基本は変わりません。
この記事を参考に、ろう付けのポイントを覚えて頂ければ幸いです。
下記の記事では、ろう材を材料から早引きできる表をご紹介していますので合わせてご覧下さい。⇒「【逆引き】真鍮や銀のろう付けに最適なろう材早見表」 を見てみる
接着面について
ロウ付けの接着面について、3つの条件があります。
○隙間がない事
ロウ付けは「毛細管現象」を利用して、隙間がないところに浸み込んでいきます。
ロウ付けしたい対象物同士に隙間があると、綺麗に流れません。
隙間をロウで埋めようと思っても上手くいかないのはそのためです。
ロウ付け前に、対象物同士に隙間がないよう、しっかりすり合わせましょう。
○表面が酸化していない事
表面に酸化膜があるとロウ付けできません。
そのために参加防止の薬品(フラックス)を塗ります。
○フラックスが定着している事
対象物の表面に油分があると、フラックスが乗らず、ロウ付けが上手くできません。
フラックスはなるべく薄く、必要最小限に使用します。
水で薄めても効果は変わりませんので、濃すぎないように注意します。
ロウ付けの方法
ロウ付けの3つの基本的な方法について説明します。
○置きロウ
対象物に切ったロウを置いてロウ付けする方法です。
あまり大きすぎず、対象物に合わせて細かく切ったロウを使用するようにします。
また、各種ロウは混ざらないよう、しっかりと管理しておきましょう。
○半溶かし
○差しロウ
熱の伝わり方
○空気が一番の断熱材
○大きい方を先に温める
○ロウに炎を直接あてない
ロウ付けの基本知識についてまとめ
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