金属を溶接する際に使用する「ロウ」には様々な種類があります。
ここでは、銀ロウを中心に、ロウの種類について解説致します。
銀ロウ
銀ロウは、銀と銅と亜鉛の合金です。
基本の地金に混ぜる金属の事を割り金(わりがね)と言い、銀ロウの場合は「銅と亜鉛」になります。
銀ロウには2分(にぶ)ロウ~早(はや)ロウまでの種類がありますが、銀1に対する割り金の重量割合によって分けられます。
なお、銅と亜鉛の合金が「真鍮(しんちゅう)」となります。
ロウによって溶ける温度が異なりますので、ロウ付けの工程に応じて使い分けます。
その他のロウ
銀には銀ロウがあるように、その他の金属にもロウがあります。
ここでは、代表的なロウをご紹介します。
彫金の溶接に必要なロウまとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、彫金の溶接に必要なロウの種類について解説致しました。
素材によって、ロウの種類が変わってきます。
また、ロウ付けの回数によっても、ロウの作業温度に合わせて組み合わせて使う必要があります。
複雑なロウ付けほど、ロウの選択が重要になりますので気をつけて作業してください。