【重要】2025年7月7日(月)22時以降、新規メンバー登録できなくなります。 詳しくは→ 新規メンバー登録の受付停止について

シルバーや18金の焼鈍しと時効硬化及び加工硬化について

焼きなましと時効硬化と加工硬化について 焼きなましや熱処理

記事内のリンクには広告が含まれています

この記事には、印刷用に最適化されたPDF資料があります。

 

ジュエリー製作の際に、素材の特徴を知っておかなければなりません。

今回は、ジュエリー加工用の合金について簡単な説明と、

各合金の焼鈍しや加熱時の注意点について詳しく解説致します。

 

下記の記事では、デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程について、その手順を解説していますのでご覧下さい。⇒「デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程」を見てみる

 

ジュエリー加工用の合金

ジュエリー製作の際、純金や純銀は柔らかすぎるため、銅など他の金属を混ぜて合金とします。

ジュエリー加工用の合金として使われる金属には、主に次のような合金があります。

合金の種類 主な組成内容
銀合金(シルバー) 銀・銅の二元合金が一般的
金合金(ゴールド) 金・銀・銅の三元合金が一般的
ピンクゴールドにはパラジウムを混ぜる場合もある
ホワイトゴールド パラジウム割:金とパラジウム・銀・銅など
ニッケル割:金とニッケル・亜鉛・銅など
プラチナ(白金) プラチナとパラジウムの二元合金が一般的
ルテニウムを混ぜたハードプラチナなどもある
 真鍮 銅と亜鉛の二元合金が一般的
割合によって、七三黄銅や四六黄銅など種類がある

 

焼鈍し(やきなまし)、焼鈍(しょうどん)

製作加工しやすいよう、熱処理を行う事で合金を柔らかくするのが「焼きなまし」です。

「焼鈍(しょうどん)」とも言われます。

 

例えば、シルバーの場合は、照明を消した状態で、ほんのり赤みを帯びる位で急冷すると柔らかく加工しやすくなります。

 

https://youtu.be/l8PXqThEMnY

 

 

各種合金の焼鈍しと注意点

各合金の焼鈍しや加熱時の注意点について、大まかな温度も合わせて表にまとめました。

 

また、地金の温度目安は、周辺の明るさによっても見た目の色合いが異なりますので、

明るい所でやるのか、暗い所でやるのかによっても異なります。

例えば、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

閲覧履歴

ろう付け

ロウ付けとは?溶接やろう接の基本と実際のやり方について

金属同士をくっつける際には、接着剤では強度が足りませんので、「溶接(ようせつ)」を行います。「溶接」には、大きく分けて3種類の方法があり、その中の一つが「ろう付け(ろう接)」です。今回は、初心者の方に向けて「ろう付けの基本」について解説しま...
焼きなましや熱処理

シルバーや18金の焼鈍しと時効硬化及び加工硬化について

ジュエリー製作の際に、素材の特徴を知っておかなければなりません。今回は、ジュエリー加工用の合金について簡単な説明と、各合金の焼鈍しや加熱時の注意点について詳しく解説致します。ジュエリー加工用の合金ジュエリー製作の際、純金や純銀は柔らかすぎる...
量産

ジュエリーアクセサリーの量産テクニック

もっとたくさん作らないと・・・でも、作る時間も限られてるし・・・そう悩んでいる作家さんも多いのではないでしょうか?効率よく製品を製造する方法としては、ゴム型による量産が一般的です。しかし、まだまだ、アイデア次第で量産する方法はあります。今回...
部材やパーツ

ネックレスやブレスレット向け!代表的なチェーン部材12種類!

ネックレスやブレスレットを作る際には、自作のパーツを作って繋げるか、パーツ屋さんでチェーン部材を購入して組立てて、仕立てる流れになります。チェーン部材にも様々な種類があり、オリジナルで作ったパーツ部材などと組み合わせると、そのデザインパター...
地金素材

シリーズ「貴金属の特性を学ぶ」第4回「硬さ(ビッカース硬度)」

シリーズ「貴金属の特性を学ぶ」前回の記事「融点とろう付け」では、貴金属の素材によって異なる「ろう付け」について解説致しました。第4回の今回は、「硬さ(ビッカース硬度)」についてです。貴金属の「硬さ」には、貴金属特有の性質があります。今回の記...
新規登録
ログイン