何か目標を立てて実行してきた場合、
予想通りの結果を得られた方もいれば、思うように進まなかった方もいるでしょう。
うまくいった場合、なぜうまくいったのか、
一方、思うような結果が得られなかった場合は、
どのようにすればより良い結果を出せるか考え、
同じことを繰り返さずに改善していくことが成長するためには必要です。
そこで、今回は結果を改善するためのコツとして、3つのステップに分けて解説します。
下記の記事では、結果が出せる上手な目標の立て方について詳しく解説していますので合わせてご覧ください。⇒結果が出せる目標設定には「○○の法則」があった! を見てみる
結果を改善する3つのステップ
結果を改善するステップとは以下の3つになります。
①仮説を立ててみる
②仮説の裏付けを見つける
③改善策を立てて実行する
①仮説を立ててみる
まずは、結果が良くても悪くても、一度振り返り、
「なぜ?このような結果になったのか」
を自身に問いかけ、ある程度の仮説を立てます。
結果には必ず原因がありますが、漠然と原因を探そうとするのではなく、
まずは大きく「内部要因」「外部要因」の2つ分けて仮説を立て考えてみましょう。
内部要因とは、
自分自身の行動や考え方に原因がある場合です。
外部要因とは、
自分以外の出来事や環境に起因する要因です。
例えば、「売上を20%アップさせる」という目標を立てた結果の要因について
以下のように仮説を立ててみます。
<内部要因>
集客するために、自分の行動量が足りなかったのではないか?
あるいは、購入に転換させるために必要なスキルが足りなかったのではないか?<外部要因>
単に、一時期的な需要の変動かもしれない。
InstagramやGoogleのアルゴリズムの変更によって、アクセス数に変動が起こったのかもしれない。
こういった具合に、まずは内部要因と外部要因に分けて考えることが大切です。
また、原因となりそうなことがあれば、それらも細分化して考えることが必要です。
②仮説の裏付けを見つける
仮説が立てられたら、その仮説が正しいかどうか調べます。
外部要因に関しては、
ネット上から情報を得られる場合が多いですが、
内部要因に関しては、
自分の行動や原因となっている事象を、自分自身で把握
しなければなりません。
例えば、さきほどの仮説で「行動量が足りない」という仮説が立てられた場合、
どの程度行動してきたか、あるいは時間を掛けてきたかを、把握する必要があります。
この時点で、もし自身の行動量を把握できない場合は、対策を立てることもできないため、
行動量を把握するための工夫が必要になります。
そうしないと、
同じことを繰り返す可能性が高くなるからです。
このようにして、
仮説を検証していくことが重要です。
③改善策を立てて実行する
立てた仮説が、どうやら結果に影響しているようだと判断できたら、
次に改善策を立てて実行します。
特に、思うような結果にならない場合は、何かを変えてみる必要があります。
検証した仮説を元に、具体的なアクションプランを立てて、実行していきます。
同じことを繰り返しても、結果は変わりませんので、
得られた結果をもとに、仮説を立てて検証し、改善していくことが、
次の成長につながっていくと考えます。
仮説思考
「仮説なんて考えなくてもいいじゃない?」
と言う人もいるでしょう。
もちろん、それでも全然良いと思います。
ただ、仮説がないまま原因を調べようとすると、
原因となり得そうなことが次から次へと見つかってしまい、
本来の目的である「結果を改善する」という目的が
細かな原因を解消するような目的に変わってしまう
ことがあります。
例えば、
「効率よく仕事ができる環境を作る」という目的があった場合、仮説を立てずに始めると、
「部屋を片付ける」という考えから始まり、「整理整頓」に行き着き、
汚れが気になって掃除を始め、掃除が終わって整理整頓ができたら、いつの間にか時間もなくなってしまい、
『よし、今日は頑張った!終わり!』
というような、本来の目的が達成できていないということがあります。
そこで、
「目的を達成するためにどのような環境が必要か」
を考え、その仮説に基づいて、
必要な物や、モノの配置、掃除するべき箇所などを決めてから実行すれば
効率よく目的が達成できるのではないかと思います。
この仮説から入る考え方を、専門的な言葉で「仮説思考」といいます。
仮説思考が持てるようになると、
問題解決のスピードが向上し、物事の判断能力も高まります。
試しに取り入れてみてはいかがでしょうか。
目標を立てて計画を作ったら、行動を管理して実行する事が大事。下記の記事では、行動と時間を管理するコツについて解説していますので合わせてご覧ください。⇒忙しい時こそ見直したい!時間管理は「行動管理」から を見てみる
まとめ
今回は、結果を改善するコツについて、3つのステップでご紹介しました。
まとめると、結果を改善するステップは以下の3つになります。
①仮説を立ててみる
②仮説の裏付けを見つける
③改善策を立てて実行する
今回は、何かに取り組んでいる方に向けてご紹介いたしましたが、
何かを始めようと思っている方は、
まずは最初の一歩を踏み出すことが大切です。
小さくても構いません。
何かを始めてみることで、始める前には見えなかったことがたくさん見えてきます。
『やってみたけどダメだった』
と失敗と決めつけて、終わりにする方もいるかもしれませんが、
失敗はその方法ではうまくいかなかっただけであり、それだけです。
失敗を恐れず、
『まあ、とりあえずやってみようか』
という気持ちで捉えると、気持ちを楽にして前に進むことができると思います。
一歩も踏み出さなければ、ゼロのままですが、
小さな1歩を踏み出すだけで、ゼロは1にも10にもなり得ます。
これから何か始める方は、失敗を恐れず、楽な気持ちで結果を受け止めるくらいの気持ちで
その小さな一歩を踏み出してみてください。
また、すでに行動している方は、今回の内容を参考にして改善し、
次の一歩に繋げていただければ幸いです。
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