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アイデアは「3つのルール」で意図的に作り出す!

アイデアの作り方「3つのルール」 マインドセット
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モノが溢れている現代において、

これまでにないようなデザインやアイデアを持った製品やサービスを作ることは、

なかなか難しいと感じる方が多いのではないでしょうか?

 

しかし、つくり手である私たちは、

ゼロからモノを作り出す力を持っています。

 

その素晴らしい技術に加え、

新しいアイデアを生み出す発想方法

を身につけることができれば、

これまで世の中になかった、

全く新しい製品を作り出すことも不可能ではありません。

 

そこで、今回は、

「パン屋ではおにぎりを売れ」という本から、

アイデアの作り方について、ご紹介いたします。

 

新しい製品を作る場合だけでなく、ブランドコンセプトにおいても、

他のブランドや作家とは異なる視点で差別化し、独自性を出したいと考える方は、

ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

 

アイデアを作るための3つのルールとは

冒頭でご紹介いたしました「パン屋ではおにぎりを売れ」という本の中では、

アイデアは、

考える技術」によって生み出される

とされていました。

 

 

つまり、アイデアは浮かんでくるモノではなく、

意図的に作り出せるのです。

 

そのアイデアを作り出すためには、「3つのルールに従がって進める」と、

書かれていました。

 

その3つのルールとは、以下の通りです。

1.ゴールを決める
2.必要な情報をインプットする
3.考える

 

この中で、3つめの「考える」は、ルールというより

具体的なアイデアの作り方について解説されていましたので、

最初の2つのルール「ゴールを決める」と「必要な情報をインプットする」を前提としたうえで、

3つめの「考える」を、具体的なアイデアの作り方としてご紹介いたします。

 

それでは、前提となる2つのルールをご紹介してきたいと思います。

 

1.ゴールを決める

アイデアを出す際には、色々なリサーチや、書き出し、スプレッドシートへのまとめなど、

様々な作業が必要ですが、目的を見失わないようにすることが大切です。

 

まず、アイデアを出す前に、ゴールを明確にすることが重要です。

「売れる商品を作る」という目的があった場合、

リサーチやアイデアのまとめを行いながら、このゴールに向かって考えることが必要です。

 

しかし、アイデアを出す過程で目的を見失い、手段自体が目的になってしまうことがあります。

 

例えば、リサーチに時間を費やしすぎてしまい、

結果的にリサーチすること自体が目的になってしまうことがあります。

 

このようなことを避けるためには、まず

目的を明確にし、その目的に向かって進んでいく

ことが必要です。

 

そして、

途中で迷った場合は、ゴールに戻る

ようにすることが大切です。

 

これが、アイデアを作り出すための一つ目のルールになります。

 

2.必要な情報をインプットする

インプットする際に大切なことは、

「ゴールに向かうためにインプットする」

ということです。

 

つまり、目的をもって情報を収集することが必要です。

目的が明確でなければ、無駄な情報を収集してしまい、本来の目的が見失われてしまいます。

 

インプットの仕方として、

情報源は、ネットでの情報収集などもありますが、

主観的な情報が多かったり、信ぴょう性が低かったりすることがありますので、

私は、本をおすすめします。

 

本を出版する際には、編集者や校正者など多数の方が関わっているため、

専門的なチェックが加わり、信ぴょう性の高い客観的な情報を得ることができます。

 

本を5冊程度読んで、共通する情報を見つけることで、より信ぴょう性が高くなります。

 

また、インプットする際には時間を取られすぎないように気をつける必要があります。

 

情報を100%収集しようとすると、情報収集自体が目的となり、

いつの間にか、ゴールが見失われてしまうことがあります。

 

そのため、情報収集の質は60%くらいに留めておくことが望ましいです。

以上が、アイデアを作り出すための二つ目のルールとなります。

 

3.具体的なアイデアの作り方

それでは、2つのルールを前提に、「具体的なアイデアの作り方」をご紹介いたします。

 

アイデアを作る際の「考え方」として、以下の2つの要素が挙げられます。

・考えを広げる
・考えを深める

 

今回ご紹介している本の中では、

それぞれの要素から6つずつ合計12個紹介されていましたが、

今回は、さらに3つずつピックアップし、合計6つをご紹介いたします。

 

考えを広げる

まずは、アイデアを作る際の「考え方」として、「考えを広げる」という要素をご紹介いたします。

 

 

この要素には、以下の3つの方法が含まれます。

・かけあわせ法
・数珠つなぎ連想法
・まとめる法

 

かけあわせ法

 

テーマを決めて、異なる言葉をかけあわせるだけで新しいアイデアを生み出す、シンプルな方法になります。

 

例えば「乳酸菌」と「ショコラ」をかけあわせて「乳酸菌ショコラ」

「ハンディー」と「扇風機」をかけあわせて「ハンディー扇風機」などのように、

2語3語をかけあわせてアイデアを作り出します。

 

この方法は、非常に簡単で、テーマをひとつ決めたら、色々な単語をかけあわせるだけです。

 

例えば、「真珠」をテーマにした場合、次のようなアイデアが浮かびます。

・真珠ノート
・真珠シャワー
・パールジャングル
・パールキャンディー など

 

『なんでもかけあわせてみましょう』というのが、かけあわせ法になります。

この例では、先ほどの2つのルールに従って作ったということに着目してください。

 

目的が、「真珠」をテーマとしたかけあわせ法による製品アイデアを作るです。

 

そのためのインプットとして、「真珠」「パール」にかけわせることができる単語をリサーチしました。

 

かけ合わせ法を実践する際には、

テーマを決め、異なる言葉をかけあわせる

という2つのルールを守ってアイデアをつくります。

 

数珠つなぎ連想法

かけあわせ法が、新しい出会いをつなげるのに対して、

数珠つなぎ法は、単なる単語の羅列ではなく連想ゲームのような方法でアイデアを生み出す方法です。

あるテーマから連想される言葉をどんどん繋げていきます。

 

例えば

「シンプルなジュエリー」

というテーマに基づいて、

以下のような関連する単語を連鎖的に出していくことで、

さらに多くのアイデアを導き出すことができます。

・ミニマリスト
・デリケート
・エコフレンドリー

 

さらにこれらの単語を連想すると・・・

 

・モノトーン
・機能性
・こだわり
・節約
・リサイクル
・サステナビリティ
・環境保護

 

その中で実現できそうな素材やデザインを組み合わせて、製品やサービスを生み出すことが可能となります。

 

この方法を試す際は、

真っ白な紙の中心にテーマを一つ書き、数珠繋ぎで連想ゲームを始めることをお勧めします。

 

まとめる法

「考えを広げる」要素の最後の方法は「まとめる法」です。

 

まとめる法は、あらゆるものをまとめて整理する方法です。

 

分かりやすい例として、マニアおたくが挙げられます。

・鉄道マニア
・コーヒーマニア
・鉱物マニア など

自分の好きな分野をまとめることで、マニアやおたくになります。

 

まとめる法をつかうことで、ある特定の領域に絞ってインプットし、

その魅力や価値をアウトプットすることができます。

つまり、あるジャンルに特化して独自性を生み出すことができます。

 

ジュエリーの例を挙げると、次のようになります。

・製品特化(ピンキーリングのみ、ピアスのみ)
・素材特化(ガーネットのみ、10金のみ)
・ニーズ特化(カップル向け、ペット向け特化など)

 

考えを深める

次に、アイデアを作る際の「考え方」として、

「考えを深める」という要素をご紹介いたします。

 

この要素には、以下の3つの方法が含まれます。

・360度分解法
・正体さがし
・すごろく法

 

360度分解法

「360度分解法」とは、物事を様々な角度から俯瞰的に見て、良い部分を見つけるための方法です。

 

例えば、人間は誰でも、苦手な人や嫌いな人が少なからず存在するものですが、

その人を360度見渡して、性格や考え方、駄目なところなどなどを、書き出してみます。

 

そして、長所は短所に、短所は長所に置き換えることで、その人の新たな一面を発見することができます。

 

この方法を製品やサービスに適用する場合には、

まず、目的のジャンルやテーマを真ん中に書き出し、360度見渡してその周囲に書き込んでいきます。

 

この過程で、長所は短所に、短所は長所に置き換え、新しい発見や洞察を得るようにします。

 

正体さがし

「正体さがし」とは、お客さまの心の中にある「潜在的なニーズ」や

「好き、嫌い」といった感覚的な考えを言語化することです。

 

本の中では、例としてサンリオのキャラクラーが挙げられていました。

 

サンリオのキャラクターは400以上存在するそうですが、

各キャラクターに対する印象や、好きだと言っている人の共通点を洗い出すことで、

グッズの開発に役立てているそうです。

 

自分が作っている商品に対する、お客さまの表には現れない潜在的なニーズ印象を調査して、

その人たちの共通点を洗い出すことで、新たな商品を生み出すことに繋がるのではないでしょうか。

 

そして、そのお客さまの表に現れない部分というのは、

やはり、お客さまと同等の目線で、話してみる必要があると思います。

 

そのためには積極的な対話を行うことが大切だと考えます。

 

すごろく法

最後に紹介するのは、「すごろく法」と呼ばれる方法です。

この方法ではゴールから逆算して、すごろくのようなロードマップを作成します。

 

例えば、「1000個売れる商品を作る」というゴールを設定した場合、

その目標に向けて、すごろくのようなロードマップを作成します。

 

1000個売れるためには、

・1000人に買ってもらう必要がある
   ↓
・SNSで紹介したくなる商品にする
・メディアで取り上げてもらえるようにする
   ↓
・1000個作れなければならない
   ↓
・話題性のある商品にする必要がある

このように、逆算して考えることができます。

 

このすごろく法だけでは、新たな製品アイデアは生まれませんが、

先ほど紹介した、「考えを広げる」3つの方法(かけあわせ法・数珠つなぎ連想法・まとめる法)などを

組み合わせることで、すごろく法のプロセスでが生まれる可能性もあります。

 

何よりも、この方法はゲーム感覚で楽しめるため、ぜひ実践してみてください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介しましたアイデアを作り出す方法は、以下の2つのルールを前提としています。

1.ゴールを決める、迷ったらゴールを再確認する
2.ゴールに向けて、必要な情報を60%くらいの質でインプットする

 

これらのルールを踏まえ考えを広げたり深めたりすることで新しいアイデアを生み出すことができます。

 

アイデアは、ただ思いつくものではなく、積極的に作り出すものだということを覚えておきましょう。

 

そして、たまにはカフェや公園などに出かけリフレッシュしながらアイデアを考えることもお勧めです。

そうすることで、おもしろい発想が浮かぶかもしれません。

そして、アイデアに行き詰ったときこそ、ぜひ試してみてください。

 

今回は、アイデアを作り出す方法についてご紹介いたしました。

ご紹介した「パン屋ではおにぎりを売れ」という本の中には、

他にも6つ、アイデアの作り方が書かれていましたので、ぜひ読んでみてください。

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