個人事業でも法人でも、お店や会社を経営していると
毎日のように、色々なところから営業がきますが、
これだけ情報やモノが溢れている時代、
モノを売る以前に「信用」が大事です。
今回は、「何を」買うかではなく、「誰から」買うか、という
言うなれば「商売の基本」について解説いたします。
特に、ジュエリーやアクセサリーといった、
価格基準が不明確な商品を扱っているブランドにとっては
役立つ内容になると思いますので、ぜひ最後までご覧下さい。
下記の記事では、“売れない”と思っている商品を”欲しい”に変える4つのテクニックについて解説していますので合わせてご覧下さい。⇒“売れない”と思っている商品を”欲しい”に変える4つのテクニック を見てみる
利他的に相手の立場にたった言動をする
SNSがこれだけ身近なものになり、色々な情報やものが溢れている現代、
誰から買うか、と言うことが、非常に大事なことになります。
売るよりも先に、人として信用してもらうことが大事、ということです。
「買い手の立場」と「売り手の立場」
例えば、
突然、営業の電話が掛かってきて
「電話口の方はオーナー様ですか?」
「御社のホームページの集客のお手伝いをさせていただきます。」
「会計業務を請け負います」
等とお話されることがあります。
突然のそのような電話が掛かってきても、
『正直、誰だかわからない人から、いきなり売り込まれても、信用できない』
と思う方が多数ではないでしょうか。
ただ、少し考えてみると、
誰か分からない人からいきなり売り込みされた時、
『ちょっと信用できないな』と感じるのは、自分が買い手の立場だからであり、
逆に、売り手の立場になると、どうしても買い手の気持ちがわからなくなることが
あるのではないでしょうか。
一生懸命、商品やサービスの良さを伝えようとしても、
「売る」という気持ちがどうしても表面に出てしまい、
一方通行になってしまいがちです。
『もしかしたら、自分が営業を受けた時に感じたように、
相手も同じように信用できないと思っているかもしれない』
なんて不安になることがあります。
買い手の立場という自分がそうであるように、
相手に対してちょっとでも不安要素があったら購入を躊躇します。
人の心理とは面白いもので"無意識のうちに欲しくなって買ってしまう"ということがあります。そんな心理的なテクニック「7つの法則」を下記の記事で解説しています。⇒「売り込まずに買ってもらえる"7つの法則"」を見てみる
「自分軸」ではな「相手軸」で考える
それでは、どうすれば相手の気持ちをくみ取り、
自分が紹介したい商品やサービスをうまく伝えることができるのでしょうか。
それは、
相手との話や、何か資料や、商品ページなど見せ方の軸が、
自分軸(利己的)ではなく、相手軸、つまり「利他的」に考えることです。
「利他的」ですので、
自分のことよりも相手の利益や幸せを思うこと、
ということになります。
そして、「利他的」に考えるということは
インスタの投稿ひとつ、ネットショップの商品ページひとつとっても
同じことが言えるのではないでしょうか。
ブランドや、商品のイメージなど、見栄えを良くすることも重要ですが、
それ以前に、「信用」を作っていくことが、まず最初のステップです。
信用を得るためには”自己満足”ではあってはいけません。下記の記事では、プロとしてお客さまと向き合うための心構えをご紹介しています。⇒「”お客さま視点主義”こそプロ意識」を見てみる
「利他的」を常に意識する
「利他的」が大事だと理解していても、
できているかどうかを自分で測ることはできません。
それでもまずは、
お客さまの目線に立ってみて、
お客さまの悩みや課題、願望を理解してあげる、
そして、なるべく分かりやすく伝えてあげる
ということを常に意識してみましょう。
そこから「信用」が生まれて、買っていただけるようになります。
・「何を買うか、ではなく、誰から買うか」
・モノを売る前に、自分を売る、信用してもらう
・そのために相手の立場に立って利他的に物事を考える
と言ったことに気をつけて活動していきましょう。
ブランドを始めた頃は「売上ぜロ」「口コミゼロ」の状態。そんな状態で、どうやってお客さまの信用を得るのかを下記の記事でご紹介しています。⇒「”売上ゼロ”でもお客さまの信頼を得る5つの方法」を見てみる
お客さまの立場を経験する
毎日、たくさんの情報に触れているお客様は、
ありとあらゆる会社を比べています。
それは、同じジュエリーブランドに限ったことではなく、
自分が好きな美容室の世界観だったり、
あるいは店員さんの接客態度かもしれません。
また、よく利用しているネットショップの、メールの対応かもしれません。
対面、電話、WEBサイト、SNS、メール etc…
自分自身がお客さまの立場になって、
実際に、利用したり、色々な商品の購入したり、色々なサービスを受けてみて
良かったところや感動した経験を、自身のブランドに取り入れていきましょう。
そして、お客様から信用され、愛されるブランドになれるように、
継続して成長できるよう、日々学んでいきましょう。
情報社会の今、お客さまとの”接点”を”機会”と捉え、売上アップに繋げていく施策が必要です。下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。⇒「お客さまとの情報接点を、5つのステージで”見える化”する」を見てみる