ジュエリー製作の際に、素材の特徴を知っておかなければなりません。
今回は、ジュエリー加工用の合金について簡単な説明と、
各合金の焼鈍しや加熱時の注意点について詳しく解説致します。
下記の記事では、デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程について、その手順を解説していますのでご覧下さい。⇒「デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程」を見てみる
ジュエリー加工用の合金
ジュエリー製作の際、純金や純銀は柔らかすぎるため、銅など他の金属を混ぜて合金とします。
ジュエリー加工用の合金として使われる金属には、主に次のような合金があります。
合金の種類 | 主な組成内容 |
---|---|
銀合金(シルバー) | 銀・銅の二元合金が一般的 |
金合金(ゴールド) | 金・銀・銅の三元合金が一般的 ピンクゴールドにはパラジウムを混ぜる場合もある |
ホワイトゴールド | パラジウム割:金とパラジウム・銀・銅など ニッケル割:金とニッケル・亜鉛・銅など |
プラチナ(白金) | プラチナとパラジウムの二元合金が一般的 ルテニウムを混ぜたハードプラチナなどもある |
真鍮 | 銅と亜鉛の二元合金が一般的 割合によって、七三黄銅や四六黄銅など種類がある |
焼鈍し(やきなまし)、焼鈍(しょうどん)
製作加工しやすいよう、熱処理を行う事で合金を柔らかくするのが「焼きなまし」です。
「焼鈍(しょうどん)」とも言われます。
例えば、シルバーの場合は、照明を消した状態で、ほんのり赤みを帯びる位で急冷すると柔らかく加工しやすくなります。
各種合金の焼鈍しと注意点
各合金の焼鈍しや加熱時の注意点について、大まかな温度も合わせて表にまとめました。
また、地金の温度目安は、周辺の明るさによっても見た目の色合いが異なりますので、
明るい所でやるのか、暗い所でやるのかによっても異なります。
例えば、
時効硬化(析出硬化)
銀合金
金合金
加工硬化(かこうこうか)
焼きなましと時効硬化と加工硬化まとめ
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