シルバーや18金の焼鈍しと時効硬化及び加工硬化について

焼きなましと時効硬化と加工硬化について 焼きなましや熱処理

記事内のリンクには広告が含まれています

この記事には、印刷用に最適化されたPDF資料があります。

 

ジュエリー製作の際に、素材の特徴を知っておかなければなりません。

今回は、ジュエリー加工用の合金について簡単な説明と、

各合金の焼鈍しや加熱時の注意点について詳しく解説致します。

 

下記の記事では、デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程について、その手順を解説していますのでご覧下さい。⇒「デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程」を見てみる

 

ジュエリー加工用の合金

ジュエリー製作の際、純金や純銀は柔らかすぎるため、銅など他の金属を混ぜて合金とします。

ジュエリー加工用の合金として使われる金属には、主に次のような合金があります。

合金の種類 主な組成内容
銀合金(シルバー) 銀・銅の二元合金が一般的
金合金(ゴールド) 金・銀・銅の三元合金が一般的
ピンクゴールドにはパラジウムを混ぜる場合もある
ホワイトゴールド パラジウム割:金とパラジウム・銀・銅など
ニッケル割:金とニッケル・亜鉛・銅など
プラチナ(白金) プラチナとパラジウムの二元合金が一般的
ルテニウムを混ぜたハードプラチナなどもある
 真鍮 銅と亜鉛の二元合金が一般的
割合によって、七三黄銅や四六黄銅など種類がある

 

焼鈍し(やきなまし)、焼鈍(しょうどん)

製作加工しやすいよう、熱処理を行う事で合金を柔らかくするのが「焼きなまし」です。

「焼鈍(しょうどん)」とも言われます。

 

例えば、シルバーの場合は、照明を消した状態で、ほんのり赤みを帯びる位で急冷すると柔らかく加工しやすくなります。

 

https://youtu.be/l8PXqThEMnY

 

 

各種合金の焼鈍しと注意点

各合金の焼鈍しや加熱時の注意点について、大まかな温度も合わせて表にまとめました。

 

また、地金の温度目安は、周辺の明るさによっても見た目の色合いが異なりますので、

明るい所でやるのか、暗い所でやるのかによっても異なります。

例えば、

時効硬化(析出硬化)

銀合金

金合金

加工硬化(かこうこうか)

焼きなましと時効硬化と加工硬化まとめ

メンバー限定記事です
コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 ⇒  または メンバー登録

メンバーについて見てみる


現在のメンバー数:
現在の記事数:1174件(有料記事:
現在の動画数:159本(有料動画:

閲覧履歴

活動報告

活動報告|2025年2月

お疲れ様です!遅くなりましたが、2025年2月の活動報告をまとめました!2月はめちゃくちゃ動いています。ぜひ最後までご覧下さい!ご報告はじめに、ご報告です。現在のメンバー状況2月末時点のメンバー数は次の通りです。 メンバーの皆さま:655名...
焼きなましや熱処理

シルバーや18金の焼鈍しと時効硬化及び加工硬化について

ジュエリー製作の際に、素材の特徴を知っておかなければなりません。今回は、ジュエリー加工用の合金について簡単な説明と、各合金の焼鈍しや加熱時の注意点について詳しく解説致します。ジュエリー加工用の合金ジュエリー製作の際、純金や純銀は柔らかすぎる...
ニュースやリポート

「PREWO」アクセサリーブランド取材!in「HMJ冬(2025)」

ジュエリークラフトでは、Creema(クリーマ)主催の「ハンドメイドインジャパンフェス冬2025(HMJ)」を訪れ、コミュニティのメンバーの方と一緒に会場内を視察してまいりました!今回、「ハンドメイドインジャパンフェス冬2025(HMJ)」...
彫りや刻印

刻印の打ち方と上手に打刻するコツ【動画解説あり】

彫金の作業において必要な、刻印をまっすぐ綺麗に打刻するコツを動画を交えて解説しています。打った跡が、均一な深さで、二重にブレる事なく、まっすぐ上手に打刻するには、どのように打てば良いか、プロの講師が画像と動画で分かりやすく説明しています。
売上アップ

保証とアフターサービスの違いとは?混同すると売上が伸びない!

保証とアフターサービスの違いについて解説。保証とアフターサービスの違いを知り、効果的に活用する事によって購入率とリピート率を向上させ、売上を伸ばす方法を解説。保証は製品の初期品質に対するメーカーの約束であり、アフターサービスは製品購入後の長期的なサポート。
新規登録
ログイン