ロウ付けや地金の溶解に必要なバーナーについて、
今回は、初心者におすすめの商品をご紹介します。
なお、この記事の後半では、実際に使用した様子を動画でご紹介していますので、ぜひ最後までご覧下さい。
下記の記事では、溶接の基礎知識とろう付けの特徴、実際のやり方について詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。⇒「ろう付けとは?溶接やろう接の基本と実際のやり方について」を見てみる
自宅でも安心ハンドバーナー2選
まずは、自宅でも安心して使えるハンドバーナーを2つご紹介致します。
いずれも「PRINCE(プリンス)」というメーカーのバーナーです。
下記の動画でも詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。
ハンドバーナー「プリンス GB-2001」
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ハンドバーナー「プリンス GB-2001」は、細口タイプで、空気量も調節できる本格派なガストーチです。
細かなロウ付けも安心して作業できます。
自宅でも安心して使えますので、初心者の方には特におすすめです。
「GB-2001」を動画で紹介
実際に、ハンドバーナー「GB-2001」を使ってみました。
使い方
ハンドバーナー「GB-2001」の使い方について詳しく解説しています。
「GB-2001」で焼きなまし
ハンドバーナー「GB-2001」で、シルバー地金の焼きなましをやってみました。
「GB-2001」で地金の溶解
ハンドバーナー「GB-2001」で、シルバー地金を溶かしてみました。
補充用ガスボンベ
ハンドバーナー「プリンス GB-2001」の補充用ガスボンベは1本約300円と経済的です。(値上がりして、2023年5月時点で税込約450円です。
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ガスの充てん方法
補充の仕方も簡単です。
ガスライターのように、ガスボンベからガスを充てんして使用します。
下記の動画では、ハンドバーナー「GB-2001」のガスの充填方法についてご紹介しています。
ただし、大きな作品のロウ付けなどに使用していると、やや消耗が速いです。
大きな作品のロウ付けには、次にご紹介する
ハンドバーナー「プリンス GT-8000」
が向いています。
ハンドバーナー「プリンス GT-8000」
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ハンドバーナー「プリンス GT-8000」は、鋭角で強力な炎が安定して得られます。
大きな作品や、地金の溶解に向いています。
「GB-2001」の次に揃えたいバーナーです。
「GT-8000」を動画で紹介
下記の動画では、ハンドバーナー「GT-8000」を実際に使ってご紹介しています。
「GT-8000」使い方
ハンドバーナー「GT-8000」の使い方を詳しくご紹介しています。
「GT-8000」で焼きなまし
ハンドバーナー「GT-8000」で、シルバー地金の焼きなましをやってみました。
「GT-8000」で地金の溶解
ハンドバーナー「GT-8000」で、シルバー地金を溶かしてみました。
補充用ガスボンベ
補充用のガスボンベは、1本約500円位になります。
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地金を溶解する場合は、ガスを多く使いますので、
1本程度余分に持っておいた方が良いと思います。
ハンドバーナーのメリットデメリット
今回ご紹介したハンドバーナー
- GB-2001
- GT-8000
には、それぞれメリットデメリットがあります。
「GB-2001」メリットとデメリット
普段のロウ付けは、ハンドバーナー「GB-2001」1本でいいと思います。
ただ、やっぱり火力が弱いので、長いものや大きいものには向いていないです。
「GT-8000」メリットとデメリット
ハンドバーナー「GB-2001」のデメリットをカバーできるのが「GT-8000」です。
大きい炎で、空気の量も調節できますし、大きな作品の焼きなましや、ロウ付けなどは「GT-8000」でカバーできると思います。
それと、1500℃ぐらいまで温度が上がりますので、10~20gぐらいの地金量であれば簡単に溶かせると思います。
ただ、「GT-8000」の火力の強さは逆に小さい作品には向いていませんので、その場合は「GB-2001」を併用して使う、といった感じになります。
ハンドバーナーのメリットデメリットについては、下記の動画でも詳しくご紹介していますので、ご覧下さい。
本格的に揃えたい場合
小さな炎から2000℃を超える炎まで作り出したい、そんな場合は、
- ブローパイプ
- 酸素バーナー
が必要になります。
ブローパイプ
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ここまでハンドバーナーをご紹介しましたが、
ガスが引ける方はブローパイプ一択です。
ブローパイプには、2つの管があります。
1つはガス用、もう一つはエアーポンプに接続します。
ガスには、「LP用」と「都市ガス用」がありますので注意しましょう。
細かなロウ付けから、地金の溶解まで、空気の調整によって自在に炎が得られます。
ガスが引けない人も、下記のようなガス供給器を使用する事でブローパイプが使えるようになります。
ガスが引けない場合
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簡易ガス供給器があれば、
屋内でプロパンガスが置けない場合でも、ブローパイプを使用できます。
3重ガスもれ防止シール採用で、安全に使用できます。
専用のガスボンベ(BP-450)は、1本700円位になります。
最長で連続6時間程度使用できます。
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酸素バーナー
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酸素バーナーを扱う為には、
「ガス溶接技能講習」
を受ける必要があります。
たくさんの地金を溶解したり、プラチナをロウ付けする際には必須になります。
4種類のバーナーを動画で確認
この動画では、4種類のバーナーをご紹介しています。
なお、記事でご紹介したハンドバーナー「GT-8000」ではなく、「GT-5000」を紹介していますが、火力は同じくらいです。
参考までにご覧ください。
バーナー作業環境の作り方
炎を扱うバーナーですので、その作業環境をしっかり作っておかないと大変なことになります。
下記の記事では、最低限、必要なバーナーまわりの環境をご紹介したうえで、あると便利な物をご紹介致しました。
写真と動画で詳しくご紹介していますので、記事を参考にして頂き、自分なりのロウ付け台と火床を作ってみてください。
ロウ付けに必要なバーナーまとめ
今回は、初心者向けに、ロウ付けに必要なバーナーのおすすめ商品をご紹介しました。
ハンドバーナーがあれば、自宅でも安心してロウ付け作業ができます。
自宅での作業がメインで、これから買われる方は、まず、
ハンドバーナー「GB-2001」と「GT-8000」を買うと良いでしょう。
以下の記事では、初心者におすすめの彫金工具一覧をまとめましたのぜひご覧下さい。⇒「彫金を始めるための工具リスト」を見てみる