【ジュエリー製品知識】ブレスレットの種類やタイプ別デザイン一覧

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ネックレスやペンダントが生まれた時代に使われていた、と言われているのが「ブレスレット(bracelet)」です。

 

推定4万年~1万年前に使われていたとされる、象牙のブレスレットが出土した例がありますし、古代エジプトの壁画にもブレスレットを着けた肖像画が多く見られます。

 

今回は、ファッションに欠かせないアイテムである「ブレスレット」について、深掘りしてご紹介致します。

 

ブレスレットに似たようなアイテムで、アームレットやアンクレットがありますので、合わせてご紹介致します。

 

 

ブレスレット

まずはブレスレットについてご紹介致します。

 

今回は、ブレスレットを下記の3つに分類してみました。

  • チェーンタイプ
  • 連タイプ
  • バングルタイプ

ひとつずつ解説してまいります。

 

チェーンタイプ

チェーンタイプのブレスレットは、バングルと違ってチェーンが揺れます。

 

チェーンのデザインによって、揺れるたびに印象が変わるのが特徴的です。

 

チェーンタイプのブレスレットの長さは、

  • 女性用:16~18cm
  • 男性用:21cm

くらいとされていますが、手首の太さも人それぞれなので、様々な長さで販売されているようです。

 

また、長さが調節できるアジャスターがついたデザインのブレスレットも販売されています。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

チェーンタイプのブレスレットには、チェーン単体で作られたデザインが多い中、チャームをたくさんつけた「チャームブレスレット」や、ダイヤモンドなどの宝石をぐるっと一周セットした「テニスブレスレット」などもあります。

 

以下のリストは、チェーンタイプのブレスレットの一覧です。

 

チェーンタイプ分類一覧
・チェーンタイプのブレスレット
地金を中心としたチェーン部材で作るブレスレット
・チャームブレスレット
チャーム(小さな飾り)をたくさんつけたブレスレット
・テニスブレスレット
ダイヤモンドなどの宝石を一周セットしたブレスレット
・メンズブレスレット
太い「喜平」など、ボリューム感あるブレスレット

 

チェーンタイプのブレスレット

ブレスレットに使われるチェーンには、最もポピュラーな「喜平」「小豆」等のように金属線を曲げて輪の形にして繋いだものがありますが、それ以外に、板や棒状や一定の形のパーツをつないだもの ネット状に編み込んだものなどがあります。

 

ブレスレットのチェーンには多数のデザインバリエーションがあり、コマの形によって様々な名称がついていますので、その主なものを紹介します。

 

小豆(あずき)チェーン

チェーンの基本型です。
輪が丸いものを丸あずき、四角いものを角あずきと言います。

小豆(あずき)チェーン

画像出典:コモキン(https://comokin.com/)

 

喜平(きへい)チェーン

あずきの輪を90度ねじって両サイド (2面)を削ったのが「喜平(きへい)」です。

このアレンジでコマを6面削った「きへい6面カット」や、一つの輪に2本の輪をつないだ 「ダブルきへい」などもあります。

喜平(きへい)チェーン

画像出典:コモキン(https://comokin.com/)

 

ベネチアンチェーン

箱の連なったチェーンで、かちっとして、胸元に優雅なネックラインを描きます。

ボックスチェーンともいいます。

ベネチアンチェーン

画像出典:コモキン(https://comokin.com/)

 

ヘリンボーンチェーン

ニシンの骨に似ているために名付けられたのが「ヘリンボーン」です。

シンプルで嫌味のない線が好まれており、しなやかな曲線を見せます。

画像出典:https://www.leger.co.jp/

 

スクリューチェーン

ダブルきへいをねじったチェーンで、細い線のからみが軽やかで、重さのわりにはボリューム感があります。

スクリューチェーン

画像出典:コモキン(https://comokin.com/)

 

渦巻き(Sカーブ)チェーン

「Sカーブ」とも云い、 渦巻きが連なったように見えるところから名づけられたチェーンです。

渦巻き(Sカーブ)チェーン

画像出典:中川装身具工業(https://www.nakagawa-tokyo.com/)

 

マリンチェーン

ヨットなどに使われている船の鎖の形状に似ているところから名付けられたチェーンです。

画像出典:楽天市場(https://www.rakuten.co.jp/)

 

エレガント(スエッジ)チェーン

肌になじむ優しさで、表面をプレスすることによってシャープでエレガントな面を作り出したチェーンです。

エレガントチェーン

画像出典:中川装身具工業(https://www.nakagawa-tokyo.com/)

 

ロープチェーン

ワイヤーやパイプ状地金をロープ状に編んだチェーンです。

イエローゴールドとホワイトゴールドの2色づかいもあり、大きなペンダントには合うチェーンです。

ロープチェーン

画像出典:中川装身具工業(https://www.nakagawa-tokyo.com/)

 

フォックステールチェーン

狐の尾に似た柔らかさを感じさせるところから名付けられたチェーンで 「編み込み」とも言います。

ネックラインに沿ったしなやかな曲線になります。

フォックステイルチェーン

画像出典:中川装身具工業(https://www.nakagawa-tokyo.com/)

 

ボールチェーン

ボール状のパーツをつないだチェーンで、プレーンな味わいがあるオーソドックスなタイプのチェーンです。

ボールにカット面を入れたチェーンを 「カットボール」 と言います。

ボールチェーン

画像出典:コモキン(https://comokin.com/)

 

切子(きりこ)チェーン

切子棒状のコマをひし形などにカットして、繋いだチェーンをいいます。

切子チェーン

画像出典:中川装身具工業(https://www.nakagawa-tokyo.com/)

 

オメガチェーン

ギリシャ文字のΩ (オメガ)の形をしたパーツを連結したチェーンです。

首のつけ根に添うような長さが一般的なため 「オメガ・チョーカー」とも呼ばれます。

 

幅もユニフォーム (同じ幅)、 グラデーション(中央が幅広になっている)とあります。

画像出典:楽天市場(https://www.rakuten.co.jp/)

 

 

チャームブレスレット

「チャームブレスレット」は、チェーンブレスレットに、チャーム(小さな飾り)をたくさんつけたブレスレットです。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

テニスブレスレット

ダイヤモンドなどの宝石を一周セットしたブレスレットが「テニスブレスレット」です。

プロテニスプレイヤーが試合中に着けていたため、この名前が付いたと言われています。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

メンズブレスレット

男性が付けるブレスレットとして「メンズブレスレット」と呼ばれています。

太い「喜平」など、ボリューム感あるブレスレットが特徴的です。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

 

連タイプ

真珠やビーズの丸玉などを連ねたデザインが「連タイプ」のブレスレットです。

 

1連に繋いだものだけでなく、2連・3連に繋いだもの、また、アトランダムに繋いだデザインなど、多数のデザインが存在します。

 

身につけると、運気が高まるパワーストーンブレスレットなども「連タイプ」のブレスレットに分類されます。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

バングルタイプ

バングルタイプには「円形」と「楕円形」の2種類があります。

 

バングルの平均サイズは、

  • 円形:内径約60mm
  • 楕円形:内径約60mm×52mm

とされています。

 

また、バングルは、手首に引っかけて使用する(動かない)タイプと、ヒンジ(蝶番:ちょうつがい)がついていて、開閉式ができるタイプの2種類があり、円形・楕円形のいずれの形状でも製造販売されているようです。

 

その他、貴金属や象牙のバングルを何本か重ねたようなものや、スパイラル(らせん状)に巻いたデザイン、半分がバングルタイプで半分がチェーンにになっている「ハーフ・バングル」のようなデザインもあります。

 

バングルタイプ分類一覧
・バングルタイプ
留め具のない単純な輪状のブレスレット
・ヒンジタイプ
バングルにヒンジ(蝶番:ちょうつがい)がついた開閉式のブレスレット
・セクションブレスレット
バングルを何本か重ねたようなもの
・スパイラルブレスレット
らせん状に巻いたようなデザインのもの
・ハーフバングル
半分がバングルタイプで半分がチェーンになっているもの

 

バングルタイプ

バングルの代表デザインでもある、留め具のない単純な輪状のブレスレットがバングルタイプです。

バングルタイプには「円形」と「楕円形」の2種類があります。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

ヒンジタイプ

バングルにヒンジ(蝶番:ちょうつがい)がついた開閉式のブレスレットが「ヒンジタイプ」です。

開閉するため、手首にピッタリ合わせて装着する事ができます。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

セクションブレスレット

バングルを何本か重ねたようなデザインのブレスレットが「セクションブレスレット」です。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

スパイラルブレスレット

らせん状に巻いたようなデザインのブレスレットが「スパイラルブレスレット」です。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

ハーフバングル

「ハーフバングル」は、半分がバングルタイプで半分がチェーンになっているデザインです。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

アームレット

腕に着ける装飾品を「アームレット(armlet)」と言います。

アームレットの多くは、ズレ落ちないよう「バングルタイプ」のデザインが多いようです。

ブレスレット同様、古代から親しまれてきたアクセサリーです。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

アンクレット

足首に着ける「アンクレット」は「チェーンタイプ」が多くなります。

足首の為、ブレスレットよりも長く、約22cmくらいになります。

画像出典:https://www.etsy.com/

 

つける手で意味が変わるブレスレット

指輪同様、ブレスレットも、右手と左手とで意味合いが異なると言われています。

ここでは、つける手によって変わる「ブレスレットの意味」についてご紹介します。

 

右手に着ける意味

右手は、左脳と繋がっているため、思考や言語、計算等に関係していると考えられています。

そのため、右手にブレスレットを身につけると「行動力がアップする」と言われます。

 

行動力がアップすると、必然的に人と出会う機会が増えることから、仕事運や人気運がアップするなどとも言われています。

 

左手に着ける意味

左手は、右脳と繋がっているため、イメージやひらめき等、「精神的能力」がアップすると言われています。

 

精神的な能力の向上は、直観力や感受性に関係するとも言われているため、ポジティブに前向きに活動したい人は、左手にブレスレットを着けると良いとされています。

 

 

ブレスレットの種類一覧まとめ

今回は、ファッションに欠かせないアイテムである「ブレスレット」について深掘りしてご紹介致しました。

 

ブレスレットは大きく分けて3種類

  • チェーンタイプ
  • 連タイプ
  • バングルタイプ

 

中でも、チェーンタイプとバングルタイプには、様々な種類があることがわかりました。

 

チェーンタイプ分類一覧
・チェーンタイプのブレスレット
地金を中心としたチェーン部材で作るブレスレット
・チャームブレスレット
チャーム(小さな飾り)をたくさんつけたブレスレット
・テニスブレスレット
ダイヤモンドなどの宝石を一周セットしたブレスレット
・メンズブレスレット
太い「喜平」など、ボリューム感あるブレスレット

 

バングルタイプ分類一覧
・バングルタイプ
留め具のない単純な輪状のブレスレット
・ヒンジタイプ
バングルにヒンジ(蝶番:ちょうつがい)がついた開閉式のブレスレット
・セクションブレスレット
バングルを何本か重ねたようなもの
・スパイラルブレスレット
らせん状に巻いたようなデザインのもの
・ハーフバングル
半分がバングルタイプで半分がチェーンになっているもの

 

ブレスレットを制作する際にどのデザインで作ればよいか、この記事を参考にしていた抱ければ幸いです。

 

 

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