【重要】2025年7月7日(月)22時以降、新規メンバー登録できなくなります。 詳しくは→ 新規メンバー登録の受付停止について

シルバーの焼きなまし(棒材)【動画解説あり】

焼きなましや熱処理

記事内のリンクには広告が含まれています

シルバーの焼きなましについて解説しています。

炎の当て方に注意

板でも棒材でも同じですが、シルバーは熱の伝導率が高いため、全体的に炎を当てる必要があります。

”熱の伝導率が高い”という事は、1ヶ所に火を当てると、熱が周囲に伝わっていく(逃げていく)という事です。

そのため、なるべく対象物全体の温度が上がるように炎を当てていきます。

特に棒材の場合は、地金に対して、斜めに、なるべく平行に近い感じで炎を当てるようにします。

 

地金表面の色の変化を観察する

地金に炎を当てると、表面の色が変化します。

棒材だと分かりにくいですが、板材などで観察してみると次のように変化します。

なお、地金に炎を当てる際は、なるべく照明を消した状態で観察するようにします。

○地金表面の色の変化

  1. 茶褐色に変化
  2. 白っぽく変化
  3. ほんのり赤味を帯びる
  4. 真っ赤になる
  5. 表面がぎらぎらする

上記の4番目以降は”やり過ぎ”です。

地金が溶けてしまいます。

3番目のほんのり赤味を帯びた状態で、地金の温度は約700℃くらいになります。

この状態で急冷すると、シルバーは非常に柔らかくなります。

この記事の後半では、動画で解説していますので合わせて確認してみて下さい。

加熱後、急冷する

地金表面が、ほんのり赤味を帯びたら、ひと呼吸おいて急冷します。

シルバーは火を当てると、表面が酸化しますので、希硫酸で洗う必要がありますが、急冷の際、水で急冷して希硫酸で洗う方法と、直に希硫酸で急冷する方法があります。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

閲覧履歴

焼きなましや熱処理

シルバーの焼きなまし(棒材)【動画解説あり】

シルバーの焼きなましの方法(棒材)について動画とテキストで解説しています。焼きなましの手順がわからない、適切な温度の目安がわからない等、シルバーを焼きなまして、加工しやすくするための手順を動画を交えてわかりやすくご紹介します。
彫金工具やジュエリー工具

【保存版】彫金を始めるための工具リスト!初心者におすすめ

彫金でジュエリー制作を始めたい方や、始めたばかりの方に向けて、最初に揃えるべき彫金工具のリストと、その詳細な情報を解説。各種彫金工具の使用方法やおすすめのポイントをチェックリスト形式でまとめました。彫金初心者の方に特におすすめの工具リストです。
石枠や石留め

【全37種】石留めの種類と技法を紹介!ころし留めや伏せ込みなど解説!

ジュエリー制作において、石留めの技法は、爪留めや覆輪(フクリン)留め、伏せ込みなどたくさんあります。デザインによっては、どうやって石留めすればいいか判断が難しい場合もあり、石留めしてしまってからは、後戻りできません。そこで今回は、ジュエリー...
石枠や石留め

【基本の石枠】「オーバルファセットカット用”4本爪”石座」の作り方!

「オーバルファセットカット」用の、4本爪の石枠の作り方を動画を交えてご紹介致します。この基本の石枠に、丸カンをつければペンダントやネックレスに、リングの腕をつければ指輪になります。↓指輪の作り方イメージ今回は、人工石のエメラルドグラスを使用...
ロストワックス製法

初心者でもできるワックスモデリング入門!盛りワックスで作る指輪の作り方

今回は、シートワックスとインジェクションワックスを組み合わせて作る「盛りワックスの指輪」の制作工程をご紹介します。初心者の方でも取り組みやすく、金属を削ったり、バーナーの炎を使わずに原型づくりができるのがワックスモデリングの魅力。ご自宅でも...
新規登録
ログイン