シルバー指輪のろう付けのコツ【動画解説あり】

彫金の溶接に必要なロウ付け 焼きなましや熱処理

記事内のリンクには広告が含まれています

シルバーリングのロウ付けについて解説します。

ロウ付け指輪の合わせ目に隙間がない事を確認したら、ロウ付けを行います。

この記事の後半では、動画で説明していますので、合わせてご覧下さい。

フラックスを塗る

まずは、指輪の合わせ目(繋ぎ目)にフラックスを塗ります。

フラックスは、必要最小限に塗り、あまり広範囲に広がらないよう注意します。

フラックスを塗る

ロウ付けの方法

今回は5分ロウを使用しています。

指輪の合わせ目に5分ロウを乗せたら、火を当てていきます。

なお、ロウは熱の高い方に流れるため、合わせ目の下においても大丈夫です。

指輪全体を温める

シルバーは、熱伝導率が高い金属です。

”熱の伝導率が高い”ため、1ヶ所に火を当てると、熱が周囲に伝わっていく(逃げていく)ため、全体的に温めて温度を上げます。

目安は”なましの色合い”になる1歩手前位の温度になったところで、ロウにも火を当てるようにします。

なお、ある程度、ロウが溶けたら、写真のようにピンセットで持って、空中でロウ付けすると、温度が上がりやすくなり、まんべんなくロウが回ります。

空中でロウ付け

ロウ付け後は”酸洗い”する

ロウ付け後は、希硫酸に浸けます。

これを「酸洗い」と言います。

酸洗いには、次の2つの目的があります。

ロウ付けを確認する

ロウ付けを動画で確認

「シルバー指輪のロウ付けのコツ」のまとめ

メンバー限定記事です
コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 ⇒  または メンバー登録

メンバーについて見てみる


現在のメンバー数:
現在の記事数:1174件(有料記事:
現在の動画数:159本(有料動画:

閲覧履歴

焼きなましや熱処理

シルバー指輪のろう付けのコツ【動画解説あり】

シルバーリング(指輪)のロウ付けを上手く行うコツについて、画像と動画を交えてわかりやすく解説しています。ロウの置き方や、日の当て方、上手くいった状態を画像で説明し、実践模様を動画でご紹介しています。また、ロウ付け後の処理についても説明しています。
ニュースやリポート

天然石研磨体験会ワークショップ・リポート in 仙台の彫金教室「ケルヒ」

仙台の彫金教室で開催された天然石研磨体験ワークショップの様子を紹介。参加者たちは「バフトップカット」の天然石ルースを作る体験を楽しみました。選べる天然石や研磨のプロセス、完成したルースの写真ギャラリーも掲載。彫金やジュエリー制作に興味のある方におすすめの記事。
製品知識

シリーズ【指輪の基本】第1回「リングの構造と各部名称」

第1回「リングの構造と各部名称」日本のジュエリー文化は、世界でも特別な位置を持っており、特に指輪は、日本のジュエリーの中でも際立った存在で、日本人の美意識や歴史的な文化と深く結びついています。欧米では、ネックレスやブローチ、イヤリングと言っ...
彫金工具やジュエリー工具

糸鋸のノコ刃の張り方

糸鋸のノコ刃の張り方について、動画を交えて解説しています。記事内では、フレームの長さが自由に調節できる「自在式」の糸鋸を使用。留めネジネジと、張り調節ネジ(フレーム長さ調節ネジ)の使い方とノコ刃の張り方のコツについてご紹介。の糸鋸です。
研磨と仕上げの技法

ジュエリーにおけるメッキの基礎知識と加工プロセス

ジュエリーにおけるメッキは見た目の美しさだけではなく、効果も重要です。仕組みから理解することで、デザインと用途に合った加工が選べるようになります!今回はジュエリーにおけるメッキの基礎知識をご紹介します。メッキとはそもそもメッキとは?メッキは...
新規登録
ログイン