シルバーが変色してしまった場合、
アルミホイルと重曹で変色を元に戻す方法
がよく知られています。
しかし、
シルバーのメッキ品はどうなのでしょう?
今回はその疑問を解決すべく、
実際にシルバーのメッキ品を使って実験してみました。
驚きの結果が得られたので、ぜひ最後までご覧ください。
実験の概要
今回使用した指輪は、シルバーに18金イエローゴールドのメッキが施されたものです。
ビフォーアフターが分かりやすいように、
メッキ品をいぶして黒く変色させました。
その後、重曹とアルミホイルを使った方法で変色が取れるかを試してみました。
わざと変色させてみた
まず、いぶし液を使って指輪を黒く変色させました。
①黒化液で黒くした
このいぶし液は銀や銅を硫化反応によって黒く変色させる薬品で、ネットでも購入可能です。
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②銀黒でさらに黒くした
銀黒は、筆で塗ること黒く変色させる薬品で、ネットでも購入可能です。
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シルバーの変色を戻す方法
ここからは、メッキが施されたシルバーの変色を戻す方法をご紹介していきます。
用意するもの
用意するものは以下の通りです。
変色を戻す道具
- 耐熱容器(ガラスやプラスチックでも可)
- アルミホイル
- 重曹
- お湯(約300cc)
- 市販の重曹
実際のやり方
シルバーの変色を戻す方法は、次の通りです。
シルバーの変色を戻す方法
1. 容器にアルミホイルを敷き詰めます。
2. 重曹を大さじ1杯程度入れます。
3. 約300ccのお湯を注ぎます。
4. 変色したシルバーをこの液に浸します。
1. 容器にアルミホイルを敷き詰めます。
- アルミホイルをくしゃくしゃに
- 容器に敷き詰める
2. 重曹を大さじ1杯程度入れます。
- 市販の重曹
- 大さじ1杯くらい
3. 約300ccのお湯を注ぎます。
4. 変色したシルバーをこの液に浸します。
すると、化学反応が起きて、
ブクブクと泡が出てきます。
今回は6分ほど煮てみたところ、変色が戻り、
元の綺麗なメッキ色になりました。
変色が戻るのはなぜ?
アルミホイルに重曹とお湯を入れたこの液に、シルバーを入れると泡が発生します。
この泡は、アルミホイルと重曹、お湯が
化学反応を起こして発生した水素によるものです。
この水素が、シルバーの表面に付着した変色の被膜を剥がし、元の輝きを取り戻します。
気をつけたい注意点
作業中に発生するガスは体に良くないため、換気の良い場所で行ってください。
重曹とアルミホイルを使用する際は耐熱容器を使用してください。
金属以外の耐熱容器であれば、プラスチックでもガラスのボウルでも何で大丈夫です。
動画で変色を戻す方法を確認
メッキが施されたシルバーの変色を戻す方法を、動画でご紹介しています。
ぜひチェックしてみて下さい。
実験結果
今回は、しばらく浸けた後、
グツグツと煮てみました。
取り出して確認すると、黒ずんだ部分がほとんど消え、メッキの美しい色が現れました。
結論として、シルバーのメッキ品でも、重曹とアルミホイルを使った方法で変色が元に戻り、綺麗になることが分かりました。
ただし、メッキの状態による影響も考えられるため、
試す際は自己責任で行ってください。