前回、シートワックスとワイヤーワックスを使って作った桜モチーフのリングを作りました。
今回は、その仕上げ工程をざっくりとご紹介します。


リューターがあればOK。
初心者でも、自宅で本格的な仕上げにチャレンジできますので、ぜひ最後までご覧ください!
使用する工具
今回使用する主な工具は次の通りです。(楽天へのリンク)

左から、ヤスリ、ラウンドカッター、ロールサンダー、シリコンポイント(茶色)、シリコンポイント(緑色)、フェルトバフ大小、布バフ

左から、木台(なくても良い)、芯金、木槌

以下の記事では、初心者におすすめの彫金工具一覧をまとめましたのぜひご覧下さい。⇒「彫金を始めるための工具リスト」を見てみる
1.まずは鋳造後の処理から
鋳造が終わった作品には、金属が流れた跡である「湯口(ゆぐち)」(「湯道」や「スプルー」ともいう)が残っています。

指輪内側の奥にある突起が「湯口(ゆぐち)」
これを糸鋸やリューターのカッターで切り落とし、ヤスリやリューターで表面を滑らかに整えていきましょう。

2.芯金を使って真円にする
リングの歪みが気になる場合は、芯金と木槌で調整します。
桜のモチーフを傷つけないように、裏側から優しく叩くのがコツです。

3.表面・内側を丁寧に磨く
内側や全体の表面を、次のように段階を踏んで磨いていきます。
- ヤスリで整える
- ロールサンダー(#600 → #1000)で滑らかに
- シリコンポイントで細部まで磨く
- フェルトバフ → 布バフでピカピカに
磨くほどに美しくなるので、丁寧に仕上げていきましょう。

ロールサンダーで滑らかに

シリコンポイントで細部まで磨く

バフ仕上げでピカピカに
動画で工程を見てみる
今回の仕上げ工程について、一連の流れを動画にまとめました。
ぜひご欄ください。
まとめ
今回の仕上げは、すべてリューターで完結する内容です。
リューターがちょっと高く感じられるかもしれませんが、1台あると、自宅で作業できます。
まだ持っていない人は、この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか?
おすすめのリューターは下記の記事で詳しくご紹介しています。
講師歴20年の筆者が、経験をもとに選んでいますのでぜひチェックしてみてください。
手元に道具があれば、自宅でもしっかり仕上げることができます。
細かい部分まで綺麗に整えることで、作品の完成度もぐっと上がります。
今回の記事をもとに、ぜひ、チャレンジしてみてください!
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