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【全25種】宝石のカット種類一覧!ラウンドカットやカボションカットを紹介

カボションカット(オニキス) 宝石
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宝石が持っている輝きや魅力を引き出すためには、

カッティングの技術が必要不可欠です。

 

そして、宝石のクオリティは、カットの良し悪しによって大きく左右されます。

 

また、ジュエリー制作においては、

宝石のカットをどうやってデザインに活かすか

ということも、より魅力的な作品を制作するうえで欠かせません。

 

そこで今回は、宝石のカット(カッティング・スタイル)について解説致します。

ぜひ最後までご覧下さい。

 

下記の記事では、ジュエリー制作に必要な「石留めの種類37種」と、その留め方の概要についてまとめましたので合わせてご覧下さい。⇒「【全37種】石留めの種類と技法」を見てみる

 

宝石のカットは2種類に大別される

通常、宝石のカッティングスタイルは、大きく分けて2種類に分けられます。

 

その2種類とは

・ファセットカット
・カボションカット

の2つです。

 

ファセットカット

ファセットカット (facet cut) とは、何個もの小さな平らな面(ファセット) が連なったカットのことで、主に透明な宝石に用いられる事が多いカッティングスタイルです。

表面から得られる光沢と、内部からの輝きを強調するのに適したカットで、その代表格は、ダイヤモンドに見られる「ブリリアントカット」になります。

 

カボションカット

カボションカット (cabochon cut) とは、ドーム状にカーブしたカットです。

主に半透明・不透明の石に用いられ、表面に現れる模様や宝石の量感を強調するのに向いたカットになります。

スターやキャッツ・アイなどの光彩効果を出すためにカボションカットにされることもあり、この場合はドームを高く研磨したほうが光条が強く出ます。

 

カットの例外

ここまで、「ファセットカット」と「カボションカット」の2つをご紹介致しました。

 

この2つのカットが、原則にはなりますが、

宝石によっては例外的なカットにする場合もあります。

 

例えば、透明石であっても、「フロー (flaw-カット石の内部や表面の欠陥のこと)」が、著しく多い場合は内部欠陥などを隠し色を強調するためにカボションカットにすることもあります。

また、半透明石や、不透明石でも意外性を求めたりシャープなデザインでまとめるためにファセットカットにすることもあります。

 

代表的なファセットカット一覧

ここからは、代表的なカッティング・スタイルの一覧をご紹介致します。

まずは、代表的なファセットカットです。

 

ブリリアントカット

「ブリリアントカット(brilliant Cut)」は、宝石の輝きを引き出すカットの1つで、7つの必須ファセットがあります。

 

「ブリリアントカット」については、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。⇒ラウンドブリリアントカットと「7つのファセット」を見てみる

 

ラウンド・ブリリアントカット

18世紀に初頭に考案され、ダイヤモンドの美しさを最も引き出す事ができるとされているのが、「ラウンド・ブリリアントカット」です。

「ブリリアントカット (brilliant cut)」は、ファセットの1個の面の形が三角形あるいは菱形の面で構成されたもので、

・クラウン32面
・パビリオン24面
・テーブル
・キューレット

の、計58面のファセットで構成されています。(キューレットを除くと57面)

 

ラウンドブリリアントカット理想のプロポーション

ラウンドブリリアントカット理想のプロポーション

ラウンドブリリアントカット7つのファセット

ラウンドブリリアントカット7つのファセット

 

下記の記事では、「ダイヤモンドの4Cによる評価と価格との関係」についてまとめてありますので、合わせてご覧下さい。⇒「ダイヤモンドの4Cによる評価と価格について」について見てみる

 

オーバル・ブリリアントカット

ブリリアントカットの一種で、形状が楕円形のものを「オーバルブリリアントカット」と呼びます。

宝石の種類によって、ファセット数が変わる事がありますが、ダイヤモンドの場合は、通常58面のファセットで構成されており、ダイヤモンド以外は69面で構成されることが多くなります。

楕円の比率で印象が変わり、一般的に人気なのは1:3~1:4となっています。

ブリリアントカットの変形版として「ファンシーシェイプカット」に属します。

宝石のカット:オーバル・ブリリアントカット

形状が楕円形の「オーバルブリリアントカット」

 

ペアシェイプ・ブリリアントカット

「ペアシェイプ・ブリリアントカット(pear-shaped brilliant cut)」は、「ペア(西洋梨)」のような形から名付けられました。

別名「ドロップカット」(ドロップは”雫”の意味)や、「ティアドロップ」とも呼ばれるブリリアントカットの一種です。

ダイヤモンドの場合は、通常58面のファセットで構成されており、ダイヤモンド以外は71面で構成されることが多くなります。

ブリリアントカットの変形版として「ファンシーシェイプカット」に属します。

宝石のカット:ペアシェイプ・ブリリアントカット

「ペア(西洋梨)」のような「ペアシェイプ・カット」

 

マーキス・ブリリアントカット

「マーキス・ブリリアントカット(marquise brilliant cut)」は、ボートのような形をしたカットで、ブリリアントカットの変形版として「ファンシーシェイプカット」に属します。

マーキスカットの縦横比は、通常2:1で、通常58面のファセットで構成されておりますが、なかには、輝きが強くなるという理由から、18面体にカットされることもあるようです。

名前の由来は1745年、フランスで初めてバゲット型のパンを考案した女性「ポンパドール夫人」に与えられた「マーキス(侯爵)」の称号からきています。