この記事では、丸カンの作り方をご紹介しています。
丸カンの作り方を覚えれば、必要な時に、必要な分だけ丸カンを作ることができますので、ぜひマスターしましょう。
丸線の焼き鈍し
焼き鈍し(やきなまし)とは?
金属を柔らかくして加工しやすくするために行う、加熱処理による下準備です。
シルバーの焼き鈍しについては、下記の記事も合わせてご覧ください。
丸線の焼き鈍し手順
- 丸線をあらかじめ丸めておく
長いままだと炎が当てにくいため、先に小さく丸めておきます。 - 炎でじっくり加熱する
空気を抜いた大きな炎で、丸線全体を回しながら温めます。
一部分でも焼き鈍しの色になれば、その箇所は温度が十分に上がっています。
全体にムラなく炎が当たるようにしましょう。
丸カンの作り方
1. 芯金に巻きつける
丸カンの内径に合わせた芯金(ロット棒)に、丸線をコイル状に巻き付けます。
このとき、巻きが緩まないように、しっかり密着させながら巻くのがポイントです。
巻きが甘いと、サイズの異なる丸カンになってしまいます。
2. 巻いた線を切断する
巻き終わった丸線をカットすると、丸カンができます。
切り方にはいくつかの方法がありますが、できれば糸鋸でカットするのがおすすめです。
切り口がきれいになり、後のロウ付け作業がしやすくなります。
この工程を実際の作業映像で見たい方へ向けて、現在動画を制作中です。
完成し次第、こちらでご案内します。
今しばらくお待ち下さい!
まとめ
丸カンづくりはジュエリー制作の基本です。
その前段階である焼き鈍しを丁寧に行うことで、作業効率も仕上がりも大きく変わります。
ぜひ記事を参考にして頂き、丸カンを作ってみてください。
また、丸線も作ることができます。
必要な時に、丸線を作り、必要な線径と大きさの丸カンをいつでも作ることができますので、合わせて参考にしてください。