シルバーは銀と銅の二元合金ですが、
熱処理によって酸化銅ができ、深く浸透した部分と浅い部分に分かれます。
酸洗いした直後はわかりませんが、
磨くと深く浸透した酸化銅の部分が「火ムラ」となって現れます。
製材された製品も、鋳造品も、火ムラは起こり得るため、シルバーに火ムラはつきものです。
そのため、市販されているシルバージュエリーの多くは、ロジウムメッキが施されておりますが、火ムラがなく磨かれたシルバー本来の輝きは、白く美しいものです。
今回は、火ムラがなるべく出ないようにする対策方法と、発生した場合の対処方法を解説します。
下記の記事では、デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程について、その手順を解説していますのでご覧下さい。⇒「デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程」を見てみる
火ムラ対策
まずは、火ムラがなるべく出ないようにする対策です。
加熱し過ぎない
地金温度が780℃以上加熱すると、火ムラが発生しやすくなります。
硼砂(ほうしゃ)の利用
酸化防止液の利用
火ムラ対処
キサゲでむく
電解研磨
希硝酸
濃硫酸
白仕上げ
シルバー火ムラ対策と対処の仕方についてまとめ
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