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「磨きヘラ」による細部仕上げのジュエリー制作テクニック

細部の仕上げテクニック「磨きヘラ」 研磨と仕上げの技法

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細部の仕上げテクニックについて、数回にわけてお伝えしています。

ジュエリー制作において、「ヘラ」は欠かせない工具です。

そこで今回は、磨きヘラについて解説致します。

 

下記の記事では、デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程について、その手順を解説していますのでご覧下さい。⇒「デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程」を見てみる

 

ヘラは最高の手工具

磨きヘラは、基本的に表面を擦る事で地金を締め、光沢を出す道具ですが、ヘラの持つ役割は他にもあります。

  • 小傷を取り除く
  • 巣穴をつぶす
  • 地金を締めて硬くする
  • 擦って光沢を出す

 

最大のメリットは「地金を削らない」事です。

 

例えば、素材刻印を打ち間違えた時などは、強めにヘラがけしてみて下さい。

地金を削らずに、

間違えた刻印をリセットできる可能性が高いです。

 

なお、「ヘラ」と似たような工具で「キサゲ」がありますが、

目的が全く異なる工具ですので注意しましょう。

 

下記の記事では、キサゲの使い方について動画も交えて詳しく解説していますので合わせてご覧ください。⇒「ジュエリーアクセサリー制作におけるキサゲの使い方」を見てみる

 

小傷を削らずに消せるヘラ

ヘラは、地金の表面を締める役割があります。

つまり、ちょっとした小傷や巣(ス)なら、ヘラだけで消す事ができます。

下記の動画はプラチナの指輪ですが、全体的に傷が多い表面をヘラだけでピカピカに仕上げています。

 

 

ヘラの表面は常にピカピカに

磨きヘラで最も大切なのは、

ヘラの表面を常にピカピカに保つ事です。

 

ヘラに深いキズや、サビがあると、

擦った時に地金に移ってしまいます。

 

ピカピカに光っているヘラで地金を擦る事で、地金の表面が光るのです。

 

地金面に合った大きさのヘラを選ぶ

ヘラにも大小さまざまな種類がありますので、デザインや地金面に合ったヘラを選ぶようにしましょう。

大きな作品には、大きなヘラをかけるようにします。

また、極小のヘラは、細部の仕上げや彫り留めした跡の仕上げなどにも重宝しますので、1本は持っていたい工具です。

 

 

おすすめの磨きヘラ

磨きヘラには、金属ヘラ以外にも「めのうヘラ」などがあります。

 

DICK バニッシャー

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「DICK バニッシャー」は、スタンダードな磨きヘラです。

楕円と先細が一体となっており使いやすいヘラ。

 

以下の記事では、初心者におすすめの彫金工具一覧をまとめましたのぜひご覧下さい。⇒「彫金を始めるための工具リスト」を見てみる

 

極小ヘラの作り方

ここでは、極小ヘラの作り方について解説しています。

極小ヘラは売ってませんので、自分で作る必要があります。

 

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