自分の商品を作って販売しようとしたとき、市場に存在するのは、
自分のブランドとお客さまだけではなく、
他の作家やブランドといった競合が必ず存在します。
そこで、他の作家やブランドと比べて、
あなたのブランドがどう違うのか、差別化を図っていく必要があります。
差別化を図るための考え方が「ポジショニング」です。
今回は、このポジショニングについて解説致します。
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ポジショニングとは?
世の中に、自分のブランドしかなければ、差別化を考える必要はありません。
しかし、実際には、競合がたくさんいますので、
他の作家やブランドと、あなたのブランドがどう違っていて、
なぜあなたから買わなければいけないのか、
という差別化を図っていく必要があります。
幕の内弁当の特徴
大事なのは、
「あの○○のブランドね」
という風に、お客様から認知される事です。
お弁当の「幕の内弁当」が、特に目立った特徴がないのと同じで、
ひと言でブランドの特徴を表せないブランドは、どんな人にどうアピールすればいいかわかりません。
そこで、他のブランドと自分のブランドの違いを明確にして、
「あの○○のブランドね」
の「あの○○」の部分を決めるのが、「ポジショニング」になります。
自分のブランドのポジション(立ち位置)がわかれば、
・どんなお客様が好みそうなのか
・どんな世界観を作っていけばいいのか
・どんなブランドを目指せばいいのか
という事が明確になります。
この記事を参考にして頂いて、自分のブランドのポジションを決め、
「あの○○のブランド」
と言われるよう取り組んで頂きたいと思います。
ポジショニングマップ
ポジショニングを考えるには、「ポジショニングマップ」という、
縦軸と横軸をひいた4マスのマトリクス図を使用します。
ポジショニングマップ例
例えば、服を販売する場合の「ポジショニングマップ」として
縦軸に、
「価格が高い」VS「価格が安い」という対立軸を引いて
横軸に、
「カジュアル」VS「シンプル」という対立軸を引くと、
以下の4つのマスができます。
・価格が高いカジュアルな
・価格が安いカジュアル
・価格が高いシンプル
・価格が安いシンプル
この4つのマスに、既に展開しているブランドを当てはめていきます。
例えば、H&M、ユニクロ、エーグル、ユナイテッドアローズ、の4社をポジショニングマップに当てはめてみると、
・価格が高いカジュアル エーグル
・価格が安いカジュアル H&M
・価格が高いシンプル ユナイテッドアローズ
・価格が安いシンプル ユニクロ
のようになるかと思います。
上に行けばいくほど高価格帯で、下に行けば行くほど低価格、
左に行けば行くほどカジュアルな印象があって、右に行けば行くほどシンプルな印象がある
ということです。
この中に、
自分のブランドも参入するという事になるわけです。
避けるべきポジション
このポジショニングマップのなかで、
最も避けるべきポジションがあります。
狙うべきポジション
対立軸の落とし穴
実際に作ったポジショニングマップ
マーケテイングのSTP
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