ピンバイスは、薄い地金やプラスチック等に穴を開けたり、セッティングバー等の工具を先端にセットして地金を加工できる工具です。
同様の作業をを行う工具で、ハンドドリルやリューターがありますが、2mm以下位の細かい精密な作業向けの工具になります。
ここでは、ピンバイスの使い方について、動画を交えて解説しています。
以下の記事では、初心者におすすめの彫金工具一覧をまとめましたのぜひご覧下さい。⇒「彫金を始めるための工具リスト」を見てみる
ピンバイスの基本
ピンバイスの先端には「チャック」と呼ばれる差込口があります。
多くのピンバイスは、チャックを付け替える事ができ、0.1mm~3.0mm程度までの工具を取り付ける事が可能です。
先端のヘッド部分を回すと、チャックをきつく締めたり、緩めたりすることができます。
目的の工具(ドリル刃)の口径に合わせて、ヘッド部分を回してチャックに差し込み、締めます。
ピンバイスのコツ
ここでは、ピンバイスを使うコツを解説します。
先端を出し過ぎない
ドリルの場合、先端をあまり出し過ぎないようにします。
特に細いドリル刃の場合は、折れやすいので注意が必要です。
力を入れすぎない
穴あけの作業の際、ドリル刃が地金に喰いこむ時があります。
特に細いドリルを使う際に注意したいのですが、ドリル刃が喰いこんだ状態で力を加えてしまいますと、地金の中でドリル刃が折れます。
万が一、ドリル刃が地金に喰いこんだ場合、力を入れずに抜いて、再度、慎重に作業してみて下さい。
おすすめのピンバイス
先生のおすすめのピンバイスは、
ANEX(アネックス) ピンバイス No.98 0.1~3.2mm
です。
チャックが2つ、計4面取り付ける事ができ、0.1~3.2mmまでの幅広い口径に対応できます。
2~3本位用意しておけば、いちいち付け替える事なく作業できます。
楽天からも購入可能です。
ピンバイスの使い方についてまとめ
今回は、ピンバイスの使い方についてお伝えしました。
- ピンバイスは概ね2mm以下位の細かい精密な作業向けの工具
- ドリル刃をセットする場合は先端を出し過ぎない
- 地金に喰いこまないよう、力を入れずに慎重に作業を行う
以上が、ピンバイスについての使い方とピンバイス作業のコツでした。
精密な作業を行う際には必須アイテムです。
大切に使いましょう!