シルバーの火ムラ対策と発生した場合の対処方法とやり方

シルバーの火ムライメージ 研磨と仕上げの技法

記事内のリンクには広告が含まれています

シルバーは銀と銅の二元合金ですが、

熱処理によって酸化銅ができ、深く浸透した部分と浅い部分に分かれます。

 

酸洗いした直後はわかりませんが、

磨くと深く浸透した酸化銅の部分が「火ムラ」となって現れます。

 

製材された製品も、鋳造品も、火ムラは起こり得るため、シルバーに火ムラはつきものです。

 

そのため、市販されているシルバージュエリーの多くは、ロジウムメッキが施されておりますが、火ムラがなく磨かれたシルバー本来の輝きは、白く美しいものです。

 

今回は、火ムラがなるべく出ないようにする対策方法と、発生した場合の対処方法を解説します。

 

下記の記事では、デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程について、その手順を解説していますのでご覧下さい。⇒「デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程」を見てみる

 

火ムラ対策

まずは、火ムラがなるべく出ないようにする対策です。

 

加熱し過ぎない

地金温度が780℃以上加熱すると、火ムラが発生しやすくなります。

硼砂(ほうしゃ)の利用

酸化防止液の利用

火ムラ対処

キサゲでむく

電解研磨

希硝酸

濃硫酸

白仕上げ

シルバー火ムラ対策と対処の仕方についてまとめ

メンバー限定記事です
コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 ⇒  または メンバー登録

メンバーについて見てみる


現在のメンバー数:
現在の記事数:1207件(有料記事:
現在の動画数:165本(有料動画:

閲覧履歴

研磨と仕上げの技法

シルバーの火ムラ対策と発生した場合の対処方法とやり方

シルバーは銀と銅の二元合金ですが、熱処理によって酸化銅ができ、深く浸透した部分と浅い部分に分かれます。酸洗いした直後はわかりませんが、磨くと深く浸透した酸化銅の部分が「火ムラ」となって現れます。製材された製品も、鋳造品も、火ムラは起こり得る...
地金素材

金とメッキ品や張り製品の見分け方!ジュエリー制作における刻印と貴金属

市販されているアクセサリーには、・素材そのもの・メッキ品・張り製品があります。今回は、メッキ品と張り製品などに見られる「紛らわしい刻印」のまとめと、「貴金属かどうか見分け方」について解説致します。メッキ製品に見られる刻印メッキは、金メッキ以...
量産

アクセサリー量産仕上げのテクニック

他の作家さんと差別化したい!仕上げる数が多くて面倒!そう悩んでいる作家さんも多いのでは?今回は、アクセサリーの量産仕上げにおいて、まとめて作業できるテクニックをご紹介します。いぶし仕上げ(古美仕上げ)シルバーや真鍮は、薬品につけると黒く変色...
作図や計算

円周を等分する計算方法

指輪やペンダントを製作する際の円の等分について、そのやり方と計算方法を図を交えてわかりやすく解説しています。6等分、4等分をはじめ、任意の数で等分したい場合、どのように計算したらいいかもご紹介。
彫金工具やジュエリー工具

彫金で最初に揃えたい、おすすめのヤスリと基礎知識

ヤスリの形状、ヤスリ目の切り方、目の粗さ、ヤスリの基本的なかけ方について説明しています。ヤスリの基礎知識と、ジュエリー製作、彫金で主に使用する組ヤスリについても、図を交えて詳しく解説。
新規登録
ログイン