スティックペンタイプ工具による細部の仕上げテクニック

スティックペンタイプ工具による細部の仕上げテクニック 研磨と仕上げの技法

記事内のリンクには広告が含まれています

ブックマークする
ログインしてください Close

細部の仕上げテクニックについて、数回にわけてお伝えしています。

今回は、スティックペンタイプの工具による仕上げテクニックです。

 

下記の記事では、デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程について、その手順を解説していますのでご覧下さい。⇒「デザインによって異なるジュエリーの仕上げ工程」を見てみる

 

ブラシペン

ブラシペンは、ガラスや真鍮を繊維状のスティックにしたものです。

ガラスや真鍮を繊維状のスティックにしたブラシペン

ガラスや真鍮を繊維状のスティックにしたブラシペン

 

主に、ジュエリーやアクセサリーの

○ヘアーライン仕上げ

○つや消し仕上げ

に使われるものですが、

リューターによるバフ仕上げ前の、細部の下仕上げとしても最適です。

 

ペンタイプで使いやすく、柄の後ろのボタンを押すと中のブラシが出てきます。

 

下記の記事では、ジュエリー制作において欠かせない「ヘラ」の説明と極小磨きヘラの作り方を解説していますので合わせてご覧ください。⇒「磨きヘラによる細部仕上げのジュエリー制作テクニック」を見てみる

 

 

ブラシペンの使い方

ブラシペンの使い方は簡単で、磨きたいところを擦るだけです。

下記の動画では、ガラスブラシペンを使用しています。

繊維くずが出ますので、使用後は、筆やハケではらったり、エアーブラシで吹き飛ばします。

 

ブラシペンの購入方法

シーフォースから購入可能です。

シーフォースでも製造していますが、HARP製が細くて使いやすいです。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Harp(ハープ)ガラスブラシペン No.BP02
価格:767円(税込、送料別) (2022/6/21時点)

楽天で購入

 

 

ポリッシュスティック

ポリッシュスティックは、「XEBEC(ジーベック)」というメーカーから販売されているもので、普通のシャープペンシルのようにノック式でポリッシュスティックが出る仕様になっています。

 

スティックペンタイプ工具による細部の仕上げテクニック

スティックペンタイプ工具による細部の仕上げ

 

芯の太さは、0.5mmと0.9mmの2種類あり、紙やすり同様、番手も数種類あります。

デザインに合わせて使い分ける事ができますので、数本持っておくと重宝すると思います。

 

なお、ポリッシュスティックはリューターに取り付けるタイプもあります。

 

細部の加工では「キサゲ」も重宝します。キサゲについて動画も交えて詳しく解説していますので合わせてご覧ください。⇒「ジュエリーアクセサリー制作におけるキサゲの使い方」を見てみる

 

ポリッシュスティックの使い方

ブラシペン同様、磨きたいところを擦るだけですが、よりピンポイントで仕上げ作業を行う事ができます。

ヤスリも磨きへらも入らないような細かな部分のバリ取りや研磨に最適です。

 

ポリッシュスティックのおすすめ

0.5mmと0.9mmのペンシル本体自体は約700円と安いのですが、ポリッシュスティック自体が1本1,210円と安くはありません。

細部の仕上げですので、#1000程度のポリッシュスティックを各1本ずつペンシルにセットしておけば良いと思います。

シーフォースでは、セット販売もありましたのでご紹介します。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

XEBEC(ジーベック)ポリッシュスティック極細 0.5セット
価格:3520円(税込、送料別) (2022/6/21時点)

楽天で購入

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

XEBEC(ジーベック)ポリッシュスティック極細 0.9セット
価格:2508円(税込、送料別) (2022/6/21時点)

楽天で購入

 

 

 

以下の記事では、初心者におすすめの彫金工具一覧をまとめましたのぜひご覧下さい。⇒「彫金を始めるための工具リスト」を見てみる

 

スティックペンタイプ工具による仕上げのまとめ

今回は、スティックペンタイプ工具による細部の仕上げテクニックについて解説致しました。

機械を使わない仕上げのメリットは「精密さ」です。

 

ブラシペンは大まかですが、ポリッシュスティックはピンポイントで作業できるため、1本は持っておくと役立つと思います。

 

下記の記事では、作品のクオリティを高める方法について解説していますので合わせてご覧ください。⇒「作品のクオリティを簡単に上げる方法とは」を見てみる

 

閲覧履歴

研磨と仕上げの技法

スティックペンタイプ工具による細部の仕上げテクニック

細部の仕上げテクニックについて、数回にわけてお伝えしています。今回は、スティックペンタイプの工具による仕上げテクニックです。ブラシペンブラシペンは、ガラスや真鍮を繊維状のスティックにしたものです。主に、ジュエリーやアクセサリーの○ヘアーライ...
集客アップ

【Instagram】無料解析ツール2つと、アカウント分析”4つのポイント”

今回は、Instagramのアカウントを分析する際のポイントについてご紹介します。ただ投稿するだけでは成長が制限されてしまうため、投稿内容を分析し改善することが重要です。そこで、無料のおすすめツールを2つと、特に注目すべき4つの分析ポイント...
ニュースやリポート

【IJT 2025】「株式会社鈴峯」を取材!第36回 国際宝飾展 出展社レポート

「ジュエリークラフト(JCO)」では、2025年「第36回 国際宝飾展(IJT)」に、コミュニティのメンバーの方と一緒に会場内を回り、出展社に取材を行ってまいりました!この記事では、「第36回 国際宝飾展(IJT)」に出展していた「株式会社...
地金素材

シリーズ「貴金属の特性を学ぶ」第2回「融点と地金の溶解」

シリーズ「貴金属の特性を学ぶ」第2回の今回は、「融点と地金の溶解」についての解説です。貴金属は、溶かして再利用できます。手元に材料がない場合は、地金くずを溶かし、ローラーで伸ばして板にしたり、線引板で線を引いたりして、丸線を作ったりして製材...
彫金とは

彫金とは?7つの彫金技法と「錺」「飾り」との関係について!

彫金に関する情報を詳しくまとめた記事。「彫金」「錺」「飾り」との関係を解説し、7つの彫金技法を紹介。7つの彫金技法とは、彫金・貴金属加工・ワックスモデリング・鋳造・鍛造・象嵌・七宝。現代に至るまでの彫金の変遷と現代における彫金の定義についての考察など。
新規登録
ログイン