当然ですが、お客様に作品を買ってもらうためには、価格を付ける必要があります。
多くの作家が、原価に一定の利益率をかけたり、自分の作業時間や諸経費類を上乗せして価格を決定していると思います。
これらの方法は「コストプラス法」という価格設定になります。
原価を元に計算するコストプラス法の他に、
人の購買心理に基づく価格設定があります。
そして、どちらかというと、
購買心理に基づいた価格設定のほうが売れます。
そこで今回は、人の購買心理に基づいた価格設定のテクニックについて解説致します。
人の心理とは面白いもので”無意識のうちに欲しくなって買ってしまう”ということがあります。そんな心理的なテクニック「7つの法則」を下記の記事で解説しています。⇒「売り込まずに買ってもらえる”7つの法則”」を見てみる
そもそも「価格」とは
私達が何気なく目にしている「商品の価格」とはどういったものでしょうか?
あまり深く考えたことはないかもしれませんが、
作品を作って販売していくうえで「価格」について理解する事は、とても重要です。
まずは、価格について詳しく深掘りしてみたいと思います。
新商品を販売する際に悩む「価格設定」について、下記の記事で3つの基本に分けて解説していますので合わせてご覧ください。⇒ジュエリー&アクセサリー商品価格のつけ方「3つの基本」を見てみる
商品価値の判断基準となる
商品の売買が成立するための前提として、
「支払う対価よりも、受け取る価値の方が大きい」
と、顧客が認識する必要があります。
その価値の「判断基準」となるのが “価格” です。
品質判断を促す機能がある
自分が知らない製品や、知識のない商品など、消費者が「価格以外で品質の判断がしにくい場合」には、
「低価格なら低品質」
「高価格なら高品質」
のように価格を、品質判断の基準にすることがあります。
このような機能のことを、
「価格の品質バロメーター機能」といいます。
高品質とあわせて”希少価値”も、高価格を決定づける要因です。下記の記事では「希少価値の作り方」について解説していますのであわせてご覧ください。⇒「希少価値の作り方!5つの方法と原理原則! 」を見てみる
価格が変化する要因
価格を設定する上では、様々な影響要因を考える必要があります。
ここからは、
価格に与える主な影響要因を3つご紹介したうえで、
購買心理に基づく価格設定7パターンをご紹介していきます。
①消費者の需要
ひとつ目は、消費者の需要です。
一般的に、需要が供給よりも大きい場合は価格が上昇し、需要が供給よりも小さい場合は価格が低下します。
また、人気がある製品は価格が高めに設定され、不人気の製品は安売りされることが良くあります。
②競合の存在
次に、競合の存在が挙げられます。
通常は市場には複数の競合がいるため、競合を意識した価格設定をする必要があります。
③法的な規制
最後に、法的な規制が挙げられます。
例えば、メーカーが流通業者の販売価格を拘束することなどの不公正な取引は、独占禁止法で禁止されています。
売上を上げるために「品数を増やせばいい」と安易に考えると、お客さまは迷ってしまい、逆に離脱してしまう可能性があります。品数を増やす前に見直すべきポイントをまとめました。⇒「品数を増やす前に見直したい!商品の見直しポイント6ケ所!」を見てみる
購買心理に基づく価格設定
「価格」についての理解を深めた上で、ここからは、
購買心理に基づく価格設定について7パターンを解説致します。
ブランド全体の価格設定だけでなく、商品やラインナップごとに効果的に使用することによって、
売上が2倍3倍と大きく変わってきますので、しっかり確認するようにしましょう。
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