ネックレスやブレスレットを作る際には、自作のパーツを作って繋げるか、
パーツ屋さんでチェーン部材を購入して組立てて、仕立てる流れになります。
チェーン部材にも様々な種類があり、オリジナルで作ったパーツ部材などと組み合わせると、
そのデザインパターンは無限に表現できます。
下記の記事では、「ネックレス」の種類と特徴について全10種類をご紹介しますので、合わせてご覧下さい。⇒ネックレスの種類やデザイン一覧(全10種)を見てみる
チェーン部材選定のポイント
ひとつのデザインのチェーン部材でも、
- 素材(シルバー、K18、K10、プラチナ等)
- メッキ色
- チェーン幅や線径
- チェーンコマの大きさ
等によって様々です。
また、ネックレスの場合、その長さによっても名称が異なります。
そのため、チェーン部材からデザインを考えるのではなく、
デザインや目的からチェーン部材を選定する事が重要なポイントになります。
ここでは、ネックレスとブレスレットの基本的なデザインタイプをご紹介します。
下記の記事では、ジュエリー制作に必要な「石留めの種類37種」と、その留め方の概要についてまとめましたので合わせてご覧下さい。⇒「【全37種】石留めの種類と技法」を見てみる
ネックレスの基本タイプ
ネックレスもいろいろな分類方法があります。
簡単にネックレスの基本タイプをご紹介します。
ネックレス分類一覧
- ○チェーンタイプのネックレス
- 地金を中心としたチェーン部材で作るネックレス
- ○ペンダントネックレス
- チェーンにペンダントやチャームを通したネックレス
- ○宝石入りネックレス
- ネックレスの中心に宝石をあしらったもの全般
- ○連ネックレス
- 真珠等玉状の宝石を連ねたもの。一連、二連、三連等あり
- ○ビーズネックレス
- 様々な形状のビーズを連ねたネックレス
- ○ワイヤータイプ
- 主に線地金を主としたしたチョーカータイプのネックレス
- ○シャワータイプ
- 胸元に色んなパーツをつけ、外側に向かって開くようになったネックレス
- ○ドッグネック(ドッグカラー)タイプ
- 犬の首輪のように首にピッタリと巻くチョーカータイプのネックレス
- ○Y字チェーンタイプ
- 長いチェーンをアルファベットのY字状に組んであるネックレス
- ○ラリエットタイプ
- 両端に飾りのついた長いチェーンを首に巻き付けるネックレス
- ○異素材タイプ
- 貴金属チェーンやワイヤーの代わりに、布や皮、樹脂などの異素材を使用したネックレス
ブレスレットの基本タイプ
ブレスレットにも異論場分類がありますが、ここでは5種類について簡単にご紹介します。
ブレスレット分類一覧
- ○チェーンタイプのブレスレット
- 地金を中心としたチェーン部材で作るブレスレット
- ○連タイプ
- 丸玉を連ねたブレスレット
- ○ビーズタイプ
- 様々な形状のビーズを連ねたネックレス
- ○バングルタイプ
- 留め具のない単純な輪状のブレスレット
- ○ヒンジタイプ
- バングルにヒンジ(蝶番:ちょうつがい)がついた開閉式のブレスレット
下記の記事では、宝石のカット全25種類について、画像付きで詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。⇒「【全25種】宝石のカット種類一覧」を見てみる
チェーン部材の種類
ネックレスやブレスレットに用いられるチェーン部材には、たくさんのデザインバリエーションがあり、チェーンのコマの形状によって様々な名称がついています。
代表的なチェーンは「喜平(きへい)」「小豆(あずき)」等のように、金属線を曲げて輪の形にして繋いだものですが、それ以外にも、板や棒状、一定の形状のパーツを繋いだもの、ネット状に編み込んだものなどがあります。
ここからは、主なチェーン部材をご紹介してまいります。
小豆(あずき)チェーン
チェーンの基本型です。
輪が丸いものを丸あずき、四角いものを角あずきと言います。
喜平(きへい)チェーン
あずきの輪を90度ねじって両サイド (2面)を削ったのが「喜平(きへい)」です。
このアレンジでコマを6面削った「きへい6面カット」や、一つの輪に2本の輪をつないだ 「ダブルきへい」などもあります。
ベネチアンチェーン
箱の連なったチェーンで、かちっとして、胸元に優雅なネックラインを描きます。
ボックスチェーンともいいます。
ヘリンボーンチェーン
ニシンの骨に似ているために名付けられたのが「ヘリンボーン」です。
シンプルで嫌味のない線が好まれており、しなやかな曲線を見せます。
スクリューチェーン
ダブルきへいをねじったチェーンで、細い線のからみが軽やかで、重さのわりにはボリューム感があります。
渦巻き(Sカーブ)チェーン
「Sカーブ」とも云い、 渦巻きが連なったように見えるところから名づけられたチェーンです。
マリンチェーン
ヨットなどに使われている船の鎖の形状に似ているところから名付けられたチェーンです。
エレガント(スエッジ)チェーン
肌になじむ優しさで、表面をプレスすることによってシャープでエレガントな面を作り出したチェーンです。
ロープチェーン
ワイヤーやパイプ状地金をロープ状に編んだチェーンです。
イエローゴールドとホワイトゴールドの2色づかいもあり、大きなペンダントには合うチェーンです。
フォックステールチェーン
狐の尾に似た柔らかさを感じさせるところから名付けられたチェーンで 「編み込み」とも言います。
ネックラインに沿ったしなやかな曲線になります。
ボールチェーン
ボール状のパーツをつないだチェーンで、プレーンな味わいがあるオーソドックスなタイプのチェーンです。
ボールにカット面を入れたものを 「カットボール」 と言います。
切子(きりこ)チェーン
切子棒状のコマをひし形などにカットして、繋いだチェーンをいいます。
オメガチェーン
ギリシャ文字のΩ (オメガ)の形をしたパーツを連結したチェーンです。
首のつけ根に添うような長さが一般的なため 「オメガ・チョーカー」とも呼ばれます。
幅もユニフォーム (同じ幅)、 グラデーション(中央が幅広になっている)とあります。
下記の記事では、チェーンと合わせて必要は、引き輪やダルマカンなどパーツ部材についてをまとめましたので合わせてご覧下さい。⇒「ネックレスやブレスレットの制作に必要なパーツ部材まとめ」を見てみる
購入方法3パターン
パーツ屋さんでチェーン部材を購入する際には、
以下の3パターンの方法で購入する事ができます。
主なチェーン部材屋さん
デザインに合ったチェーン部材を
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